2016年7月28日(木) 680/1000
<自分が変わる>
皆さんおはようございます。
「なんのために働くのか」(致知出版社)より抜粋 その17
著者:北尾吉孝氏
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あらゆることを人のせいにしないということです。東洋哲学の基本には、すべて己に帰着するという考え方があります。「己の勉強が足らないから」「己の修行が足らないから」、そういう結果を招いたのだと考えるのです。これが東洋哲学の根本であり、西洋哲学とは決定的に違うところです。
この己に帰着させるという考えで物事を行っていると、そこに反省が生まれます。しかし、人のせいにしていたら、いつまで経っても反省は生まれません。反省できなければ、成長もできないのです。
あなたが、仕事のできる人間になりたいのなら、他人のせいにすることは禁物です。
常に己に帰着され、己が反省しなくてはいけません。それがとても大事です。
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20代の頃は、自分がこんな目に合うのは、「相手が悪いんだ!」、「あいつのせいだ!」という具合で、とても嫌な人間でした。その時は、薄々、自己中心的な人間であると感じてはいたように思いますが、そんな自分を認めたくないので自分を正当化していました。
ある時、一冊の本から、「自らの苦悩は自らが創り出している」という言葉に出会い、自分を見つめるようになりました。結果には原因がある。その原因を作っているのは、自分自身であるというのです。
長年、付き合ってきた性格なので簡単ではありませんでしたが、常に、この言葉を思い出しては、自分を見つめるように習慣づけていました。
何事も人のせいにしていては問題の解決には至りません。相手を変えるのではなく、自分が変わること。自分が変われば、出会う人、起きる出来事までが驚くらいに変わり、、見える景色が希望に満ち溢れてくるように思うのです。
しかし、人間の本来もっている悪い本性はありますので、あまり表に出ないように意識しています。その悪い本性を永久保存できるように、学び続けていきたいと思います。