2016年7月27日(水) 679/1000
<誰にも負けない努力をする>
皆さんおはようございます。
「なんのために働くのか」(致知出版社)より抜粋 その16
著者:北尾吉孝氏
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自分の天分を知るためには、とにかく自分で努力するしかありません。一に努力、二に努力・・・・・。「つとめても なおつとめて つとめても つとめたらぬは つとめなりけり」という世界です。自分に与えられた仕事を大きな視野で見て、できるところから徹底的に取り組んでいく。それによって、自分の天分がわかり、花が咲いていくということなのだと思います。
努力もせずに愚痴を言い、文句を言う。そして、やる前から「できません」と諦めてしまう。これが一番いけません。「なせばなる」という前向きの考え方を持つことです。そして、「なさねばならない」という強い意志を持つことが大切なのです。
これを教えるのは、リーダーの大事な仕事でもあります。もしあなたが指導する立場に立ったなら、同じことを 何度も繰り返し、朝から晩まで徹底的に吹き込まなくてはなりません。
まずやってみろ。
「できない」なんてすぐに音を上げるな。
できないなら、なぜできないかを考えろ。
知恵を工夫と努力が十分かどうかをもう一度反省してみろ。
ものの見方を少し変えて、もう一度やりなおしてみろ。
これを事あるごとに徹底して考え込むと、かなり周知されてきます。
結局、失敗というのは、松下幸之助さんの言うように、成功する前に諦めてしまうから失敗するのです。成功するまでとことんやれば必ず成功する。そういう気構えが大切です。
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稲盛和夫さんは、「誰にも負けない努力」をしなさい、と言います。やはり成功された方の言葉には重みがあります。「誰にも負けない努力」とは一体どんなものなのだろうか。
ある方が「誰にも負けない努力」とは、誰もができるような簡単なものではなく、
「凄まじい努力をすること」、
「毎日、これ以上やったらぶっ倒れるほど努力すること」。
もし知的活動であるならば、
「考えて考えて考え抜く」、
「寝ても覚めても考える」、
「四六時中考え抜く」ことと言います。
誰にも負けない努力というのは、誰にもできそうにもありません。まだまだ余力がある。そんな反省に至るわけです。
一生懸命に働いているという気になっていないだろうか。もっと、もっと出来るんではないかと自分に問わなければならないのです。自分に甘くはないか、自分に”喝”である。経営者は、結果が出なければ何も評価されない。そのためにも、努力するしかありません。