2016年7月25日(日) 675/1000
<正しいか、正しくないか>
皆さんおはようございます。
「なんのために働くのか」(致知出版社)より抜粋 その14
著者:北尾吉孝氏
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正しいことをやらなければ物事は決して成功しないということを、稲盛和夫さんは人生の方程式に表しました。
「考え方×能力×熱意=人生・仕事の結果」
これは素晴らしい方程式だと思います。考え方がプラスかマイナスか、つまり正しいか間違っているか。もしこの考え方が間違っていたら、能力や熱意が大きいほどマイナスが大きくなってしまう。したがって、考え方の間違っている人は決して成功しませんよ、と稲盛さんはおっしゃっているのです。
堀江さんはこの部分で間違っていたのではないでしょうか。能力も熱意もある方だと思いますが、考え方が正しくなかったから、一時は8千億もの時価総額があったのにあったいう間に1千億を割るような大変な状況をつくってしまったのです。
これは企業人ならだれでも他山の石とするべきことでしょう。仕事において成功を得るためには、考え方が正しいか正しくないか、それを自らに問うことが何よりも大事なのです。
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能力と熱意は、0点~100点。考え方はー100点から+100点があると教えられました。いくら能力と熱意が+100点でも、考え方がー100点であるとすれば、掛け算ですので、答えは恐ろしい負のパワーが出来て悲惨な結果が想像できるのです。
足し算ではなく、掛け算ですので、ほんの少し努力しただけで、成果が大きく変わってくるのだと教えられました。
お金や権力というのは魔物である。ひとたび手にして、上手くコントロールしないと持ち主の精神を侵し暴れ始めるのである。多くの社長、政治家がこれで失敗し世間を騒がしているのです。だからこそ、お金と権力の正しい使い方というのを学び、能力がなくても努力を怠らず、熱意をもって、考え方を磨いていけば、よい結果がでると信じたいのです。
経営者は、人、物、お金を社会から預かっているという責任の重さを認識し、常に考え方を磨き自らの行いが正しいか、正しくないかを自らに問いていくことが大切だと考えています。