2016年7月23日(土) 675/1000
<知識・見識・胆識>
皆さんおはようございます。
「なんのために働くのか」(致知出版社)より抜粋 その13
著者:北尾吉孝氏
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人間は仕事を通じて自分自身を磨き、高めていくことができるのです。何があっても動じずに自らの意志を貫き通せるような胆識ができあがるまで、自分を磨いて、成長し続けなくてはいけません。安岡先生の言う「風韻(ふういん)」を発するような格調の高い人間になるまで、やり続けなくてはなりません。
そのためには、片方では書物を何度も何度も読み見返しながら人間学を勉強し、もう一方では実社会の中で問題に突き当たって自分自身を鍛えていくしかないのだと思います。
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知識、見識、胆識を調べてみました。
知識とは本を読んだり、人の話を聞いて得られるもの。
見識は、すぐれた判断力、また、ある物事についてのしっかりした考え方、見方であり、自分自身の経験によって得られるもの。
胆識は、自分が正しいと信じたことは、どんな困難があろうともやり遂げる力のこと。
ということでした。
成長したいと思う事と、成長するための努力は違うと思うのです。誰でも願うことはできますが、一歩踏み込んで行動にすることはなかなか出来そうで出来るものではありません。
大事なことは、最初のステップで正しい考えを学ぶことだと思うのです。考えが間違っていれば、行動は当然に間違ってしまいます。だから、よい本を何度も読み返したり、人の話を聞いたりして、自分の考えを正していくことが大切だと考えるのです。しかしながら、現実は、途中で止めてしまったり、折角の機会を活かせないということに
なったりします。やはり、「本当に成長したい。成長して生きがいのある人生にしたい!」という思いの深さによって行動も大きく変わるのではないかと思います。そのような深い思いの中で修練し続けることが胆識という力が備わってくるのでしょう。まだまだ遠い道のりのようです。