2016年7月13日(水) 665/1000
<志を高める>
皆さんおはようございます。
「なんのために働くのか」(致知出版社)より抜粋 その4
著者:北尾吉孝氏
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日本の伝統的な仕事に対する考え方とは、まさに「公に奉ずる」というものです。日本人が好んで使う「志」という字に、それはよく現れています。志は十に一に心と書きますが、この「十」は多数のことで一般大衆を意味し、「一」は多数の取りまとめ役でリーダー、あるいはリーダーシップを意味します。
つまり、志とは理想を掲げてリーダーシップを発揮して大衆を引っ張っていく。そういう責務を持って、世のため人のために尽くすものだと私は定義しています。したがって、この志の高さによって、やろうとする心、自らを律する強さも変わってくるのです。
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組織のリーダーについていくのは、最終的にリーダーの「志」についていくのではないかと思うのです。だから、「志」に私利私欲があってはならないのです。
もし、仮に会社はお金を稼ぐためだけの道具であれば、「金の切れ目が縁の切れ目」となるのでしょう。これでは実に虚しいのです。縁あって一緒に働くことになったわけですから、お互いに意識のレベル合わせをすること、「志」を高めて実践していくことが、働きがいが生まれ、正しい生き方へと導かれていくのではないかと思うのです。
だからリーダーは、考え方の勉強をしなければならないと教えられました。まだまだ、自分に甘いところがあり軟弱ですが、正しい考え方、正しい実践をすることで、リーダーとして、あるべき姿を目指していきたと思います。