2016年7月11日(月) 663/1000
<自己実現>
皆さんおはようございます。
「なんのために働くのか」(致知出版社)より抜粋 その2
著者:北尾吉孝氏
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天から与えられた使命を仕事を通じて達成することを天風さんは「自己実現」と表現しています。こうした自己実現であれば、確かに仕事の持つ一つの意味だと思います。 ただし、これは今よく使われている自己実現とは意味が異なります。昨今言われている自己実現とはこれほど深い使命感に基づいたものではなく、むしろ個人の夢を達成する程度のものでしょう。
そうした今日的な意味において、「働くのは自己実現のため」と簡単に言い切れるものではないと私は思うのです。ましてや生活の糧というのは、最低限の目的と言ってもいいのではないでしょうか。
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仕事を生活の糧というのは最低限であると言う。確かにお金のためだけともなれば、生涯にわたりお金に縛られ続け、仕事=お金、という思考から抜け出せず、お金にもて遊ばれ心が乾いていくのでしょう。
自分の一生をお金を稼ぐことに縛りつけるのではなく、仕事は目的達成のための手段であると考えたいのです。
それはお金を持っている人の考えだ、という人もいると思いますが、仕事を通じて、
「多くの人を幸せにしたい」、
「困っている人を助けたい」、
「地域に貢献したい」など、人様のお役に立つという行動が自分の喜びとなり、仕事に意義を見出すことができると思うのです。そのような行動する人の方がお金持ちになると教えられました。まぁ、それが真実であるかどうかは別として、一生懸命に仕事をして、お客様や働く周りの人、また地域の方々に喜んでもらえれることを具体的な自己実現にしたいです。
イチロー選手は自己実現を通じて、ファンに夢や希望を与え、野球界に大きな貢献をしています。もしかすると、イチロー選手は、最初は自分の夢のために向かっていたのかもしれませんが、結果的に多くの人への喜びに変わっていったわけです。夢をとことん追求すれば、イチロー選手のようになれるかもしれませんね。但し、お金持ちになるっていう夢は論外でしょう。
自分は「何のために仕事をしているのか」と問われれば、仕事を通じての自己実現を考えてみたいと思います。