2016年7月4日(月) 656/1000
<役割を感じるアンテナ>
皆さんおはようございます。
現代の覚者たち(致知出版社)
「生命は行動する者に、その努力を発揮する」より抜粋 その1
鈴木慎一氏
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いまからちょうど30年くらい前になりますかね。胃腸を悪くしてどうしようもなかった。で、医者に通っていたんですが、そのときにフッと気付いたことがあるんです。つまり、私は頼んで生まれた覚えがない。生命が与えられて生かされとるわけです。生命をどうこうするというのは向こうの仕事でね、死ぬ心配をしてるってのは馬鹿なことだと気付いた。そんなことは私の知ったことじゃなくて、生命に従って生きることが、私の本職だとわかった。
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死ぬっていうことは、この世からあの世へ戻るということなんだって。あっちの世界に戻るときには、いろいろな訳があると思うんだけど、あの世から神様から戻ってこいという指令がない限り生きているのだから、生きることに意味を見出してその役割を全うする努力をしていこうと考えた方が希望が湧いてくると思うんです。
ただ、自分の行っていることが役割を果たしているかどうかなんて分かんないんですよ。自然の成り行きというか、流れの中で行動するがよいのではないかと思えたりします。 だから、それを感じるアンテナというか感性を高めることだと思うんです。それを高めるために大切なことは、真面目に、正直に、誠実であることじゃないかな。そして、自分のことも大切なんだけど、人のために役に立つことの実践も大切だと思うんです。