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平和への礎

2016年06月29日

2016年6月29日(水) 651/1000

<平和への礎>

 

 皆さんおはようございます。

 

 「幸せの国ブータンに暮らして」より抜粋 その4

 菅沼泰久氏

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 最初のうちは、ブータン人の宗教観に対して納得できないと感じることもありました。私が受けた印象では、彼らの日々の行動や思想というのは、あくまでも来世における自分自身のためのものなのです。今の瞬間を大切にし、人様のために生きることが大切だと教えられて育った私にとっては、彼らの思想の根本にあるものに対して違和感を感じずにはいられなかったのです。死後の世界については誰にも分からないし、来世を意識しながら現世の生活を送るよりも、この世に生を授かった以上は、今この瞬間を大切にすべきではないかというのが私の意見でした。

 しかし、私のチベット仏教に対する理解や知識が浅すぎるために、このような違和感を感じてしまったのでしょう。歴史あるチベット仏教の教えに対して、私ごときがケチをつけるものではありません。

 ブータンでの生活を通して、宗教観が異なる人同士が、お互いの信仰を理解できないまでも尊重し合うことが、異文化理解のためにも世界平和のためにもとても重要であるということに気付きました。また、信仰の理由はどうあれ、宗教を信じることによって日々の苦労や辛い気持ちから解放され、自分自身を見失わずに生きていけることが、宗教において最も大切なことだと思うようになりました。

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 仏教の教えでは輪廻転生という考え方があります。つまり人間は何度も生まれ変わるというのです。現世は修行の場で、この現世においてレベルアップができれば次の生まれ変わる時には、そのレベルにあった場所に生まれるというのです。つまり、ブータンでは、次の生まれ変わる自分のために、この世を正しく生きるという思想なのでしょう。 一人ひとりの価値観が違うように、世界各国の風土、宗教観も違います。何か正しくて、正しくないかではなく、違うということです。しかし、国によって極端な思想がありますが、共に共通していることは、争いではなく、平和でありたいということは共通していることではないだろうか。

 少なくとも、日本という国は「八百万の神」が風土の根本にありますが、その思想も薄まってきているように思います。それは現代の日本の教育方法に強い影響を受けているのでしょう。

 それでも多くの日本人は、あの世よりこの世の人生を大切にして、自分も大事であるけれども、それ以上に相手を思いやる心も大事であることは理解できると思います。

 日本人は日本人らしく、ブータン人はブータン人らしく、それぞれの国を愛し、友人を愛し、家族を愛することが、自ずと平和への礎を築くことになっていくのではないでしょうか。

「愛は勝つ!」 今日は決まりました(^^)

 

 

 

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