2016年6月22日(水) 644/1000
<腹中書あり>
皆さんおはようございます。
致知7月号(致知出版社)
「安岡人間学にひらかれた運命」より抜粋
アペックス社長 小林充治氏
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安岡先生の説く「六中観」という教えの中には、「腹中書あり」という言葉があります。 よき書物を通じて心身を養い、人生や社会に役立つ学問をすることの大切さを説く言葉です。ここまで記してきた体験に照らして言えることは、自らの指針となる「座右の書」をもたない人は、迷いっぱなしの人生を余儀なくされるということです。
(中略)
いくら書を読み、知識を蓄えても、ただ知っているだけでは何の意味もありません。私がこれまでに学んだことを通じて、ご縁をいただいた方々に経営や人生を転換するきっかけを得ていただくこと、それが私の一燈照隅行(いっとうしょうぐうぎょう)、すなわち、自分がいる場所を明るく照らすことを通じて、世の中を少しでもよくしていくための実践と信じているのです。
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致知の本を読んでいると、本当にどん底から這い上がり立ち上がってきた方々の話を読むと、まだまだ自分のおかれた環境は幸せであるなぁ、と思うわけです。
人間は迷います。その時、相談できる人が周りにいるかどうか、また、本を通じて自ら自己鑑賞できるかどうかで、その人の迷いの晴れ方は変わってくるのでしょう。
だからこそ、自分を高める本、すなわち小林氏のおっしゃる座右の本に出会えるこはとても幸せなことではないだろうかと思うわけです。
本を読んで自分を高め、そして実践していくこと。人間はいつも迷っているものですが、迷っても道を外さない生き方をするためには、本から得るものは大切であると思います。そして、人間力を高め少しでも周囲を照らせる存在になりたいです。