2016年6月11日(土) 633/1000
<これは私の仕事です>
皆さんおはようございます。
「正しく生きる」 より引用 その9
著者:鍵山秀三郎 (発行所:㈱アスコム)
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仕事は三つに分かれます。ひとつは、『私の仕事』、二つ目は『あなたの仕事』。これらは役割がはっきりしています。それに対して三つ目には、『誰の仕事でもない仕事』という役割が明確でないものが存在します。
この『誰の仕事でもない仕事』を『私の仕事です』と引き受けていく組織は、制度に不備があっても発展していきます。
一方、『私の仕事ではありません』と引き離していく組織は、必ず崩壊していきます。
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確かに会社は「誰の仕事でもない仕事」が突然と出現します。その時、自ら進んで
「さりげなく」その仕事に対応していく人が何人いるかで、その会社の発展が決まると聞いたことがあります。
この仕事は私の仕事ではないから、見て見ぬふりをするようでは、その人は成長できないし、そういう人が多ければその組織は弱体化していきます。だから組織の長たる者は、リーダーたる考えを磨き、部下に背中を見せていかなければならないと思うわけです。
リーダーは辛くて厳しい役割ですが、「あなたなら出来る」、「あなたの成長を願っている」から、リーダーという役割が与えられるのです。任せられたからには、自分の持てる力を十分に発揮し、どんな批判を浴びようとも自分を信じて行動する勇気が求められます。
組織というのは、指示命令だけで動けばよいというものではありません。一人ひとりが自分の判断で行動できることはたくさんあります。人の生死にかかわることや、会社存続に影響のある重要なことは上司の判断をあおぐ必要がありますが、多くの場合、自分で判断できることがほとんどだと思うのです。だからこそ、気づいたことは「私の仕事だ」と考え行動することが、その人の価値、その人の生き方を変えていくのではないでしょうか。