2016年6月10日(金) 632/1000
<あなたらしさ>
皆さんおはようございます。
「正しく生きる」 より引用 その8
著者:鍵山秀三郎 (発行所:㈱アスコム)
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中国の孟子が「思いやりのない人は人間とは言わない」と言っています。
人が生きる上で大事なことはたくさんありますが、一番根底にあることが欠けたら、あとはなにをやっても無価値です。思いやりがない世の中で、「あれが大事だ」、「これが大事だ」と言っても意味がありません。
思いやりがなぜ人の世の中の土台なのかというと、思いやりのない人は忍耐心もないからです。回りにいる「我慢のできない人」をよく観察してみると、人に対する思いやりがないことで共通していることがわかるでしょう。いわゆる、「すぐキレる」という自分中心の性格です。ですから、私は孟子の言うことは本当だと思っています。
いまの人たちは、よく人にぶつかります。見えているものに対してさえ、配慮ができなくなっているのです。目に見えるものにすら配慮ができないのですから、目に見えない人の気持ちなどに配慮をすることなど、到底不可能です。
掃除をすると、他社への配慮ができるようになります。思いやりという土台を築く作業はここから始まります。掃除を通じて「譲る心」も生まれてきますし、「恥」ということを知ることもできます。
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6月11日(土)静岡県倫理法人会主催による朝礼コンテストに当社が出場する。
出場にあたって賛否両論、紆余曲折がありましたが、朝礼委員長、副委員長が出場の決断をしてくれました。
約1ケ月にわたり、毎日のトレーニングの姿を見ていると、「頼もしいなぁ」、「みんな、よくやってくれているなぁ」と、そんな感激の日々なのです。
「礼」の練習は声の大きさ、お辞儀の仕方も大事なのですが、15人の出場選手全員が「合わせる」ということが大切になるわけです。「合わせる」とは、お辞儀の角度、スピードもありますが、「気」を合わせることが最も大切なのです。「気」を合わせることは、出場選手15名の気持ちがピタッと合うこと。つまり周りに合わせることは、相手への思いやりの心が育まれると思うのです。独りよがりではチームワークが乱れてしまいます。
本番まであと2日。15名の輝く舞台が待っています。輝くとは、自分たちの持てる力を出し切ること、そして「当社らしさ」を表現することで自らが光を放ち、周囲を照らせる存在になるのです。その時、「やってよかったなぁ!」という達成感を実感できるのではないだろうか。
ここまで、率いてくれた委員長のSさんは、いろいろと気苦労が多かったと思いますが、「よくやってくれたなぁ!」と、社長として自慢したいのです。Sさんには多くの応援者がいます。それはSさんの人徳に他なりません。やはり人を動かすことは容易ではありませんが、最後は応援したくなる「徳」のある人だということです。
この朝礼コンテストがチームワーク力をさらにアップすることを信じてやみません。
やはり、「あなたらしさ」には無理はなく、輝く「あなた」になると思うのです。