2016年6月5日(日) 627/1000
<よい人間関係をつくっていこう!>
皆さんおはようございます。
「正しく生きる」 より引用 その3
著者:鍵山秀三郎 (発行所:㈱アスコム)
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人は、どんな人と縁ができるかによって、幸せになれるかどうかがほぼ左右されます。 もともと人間という生き物は、助け合って生きるようにできているからです。ところが、心の底ではそういうことがわかっていながら、実際には助け合って生きようとする人が減ってきました。
「お金を払えば必要なものは手に入る」
「政府や行政がなんとかしてくれる」
「他人のことを心配していたら、競争に負けてしまう」
と人は言います。そうして、自分だけで生きているつもりになって、勝手きままなふるまいをするわけです。
しかし、自由競争に生きることは簡単で、助け合って生きることは、その百倍くらいむずかしいのです。なにをするにしても、相手の事情や気持ちをおもんぱからなければなりませんから。人になにか言われても、「そんなの、かまっちゃいられない」と勝手にふるまうほうが苦労が少なく、楽なのです。
だから、世の中の人々は楽な方に流れていきます。助け合うなどといった面倒くさいことから離れ、自分のわがまま勝手をどんどん押し通していこうとします。その結果、自分の心からゆとりを追っ払ってしまいます。
そういう人たちに、いい人との縁ができるわけがありません。「あんなやつと付き合いたくない」と言われて敬遠されますから。そして、いい人との縁がひとつでもできず、
自分と同じような、心にゆとりのない人たちとばかり付き合うことになります。それでは幸せにはなれません。
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「あぁ~有難い、有難い」、そんな思いに至るわけです。多くの人に支えられて、今日まで辿り着いたことを思うと、その言葉しか見当たらないのです。
親子関係、友人関係、会社の同僚や上司部下など多くの悩みは、人間関係に尽きるのではないだろうか。 ある意味において人間関係は、大変であり面倒であるとも言えます。
「自分のことで精いっぱいで人のことなんて構っちゃいられない!」という人がいます。これでは、自ら幸せから遠のいているようなものだと思うのです。
しかし、人は人間関係によって生かされているのです。だから、よい人間関係を築いていくことは、「幸せ」になることと同じであると考えるのです。
人と人との関係が希薄な社会となっており、会社でも同じように感じています。経営者として、働く人が、よい人間関係の喜びに気づき、お互いを助け合い、讃えあえる関係になれることを願ってやみません。そのための努力を惜しまず実践していきたいと思います。