２０１７年５月１５日（月）　９７１／１０００

＜過去、現在、未来＞

 

　皆さん、おはようございます。

 

　「ごえんの法則」　だいわ文庫　より抜粋　その１

　著者：小林正観氏

******************************************************************************************

今、目の前の人を観察してみてください。現在、その人が笑顔に囲まれている人なら、その人は、過去に自分がたくさんの笑顔を投げかけてきた結果として、今たくさんの笑顔に囲まれているのです。「過去」を推測することができます。

そして、今、ニコニコと笑顔を投げかけている人は、この先も未来も笑顔に囲まれた人生を生きることになるでしょう。未来も読み取れます。

 　ある人が不機嫌な顔に囲まれて、今を生きているとします。その人は、これまで不機嫌な言動ばかりをまわりに投げかけてきた結果として、今、不機嫌に囲まれているのです。今、他人に不機嫌を投げかけている人は、未来は不機嫌な人に囲まれている姿が読み取れます。

 　今、たくさんの優しさに囲まれて生きている人がいます。その人は過去に、人に対して優しさをたくさん与えてきたのでしょう。これから先も優しさに包まれていることが読み取れます。　

 　今、厳しさばかりがつきまとう人生を過ごしている人がいます。その人はやはり、これまでにまわりの人に厳しい態度で接してきたのです。目の前の人に投げかける内容を変えない限り、これからも厳しい顔をしなければならないような出来事がやってきます。

　

「人生がつまらない」と嘆いている人がいます。その人はまわりの人がつまらないと思うことをしてきた結果です。そのひとつの答えとして、今のつまらなさがあることに気づかなければ、これからもつまらない未来が用意させることになります。

宇宙の法則として、「投げかけたものは必ず返ってくる」。しかも、四次元的ではなく、三次元的に未来が推測できるのです。

「過去に投げ掛けたものの集積で「現在」がわかり、「現在」投げかけているものの集積で「未来」が読み取れる。つまり、目の前にいる人を観察すると、「過去」が見え、「未来」が見えてきます。その法則がわかると、私たちは誰でも「未来」を変えることができるようになります。

******************************************************************************************

　「人は鏡」といいます。しかし、人を見て自分のことを改めないで相手を批判しています。　今、目の前で起きている嫌な出来事や楽しさで包まれていることは、全ておいて、過去に自分が投げかけてきたものが返ってきているに過ぎない、というわけですから、嫌いな相手や、嫌な出来事に対して、不平不満や愚痴を言うのではなく、自分の言動が山彦のように返ってきただけなんだと反省して、断ち切らなければなりませんね。

嫌な相手や、嫌な出来事というのは、不平不満、愚痴がつきものですから、ついつい言ってしまいます。そうなると、再び山彦の如く返ってきますから、負の連鎖はますますパワーアップして返ってくるということになります。

「現在」は過去の行いの集積。「未来」は、「現在」の行いで変わってくるというわけですから、まずは、反省をすることが大切となるわけです。そして、肝心なのは、どんな人でも「未来」を変えることができる、「運命」を変えることができるということになるという教えです。だから、希望をもって生きていきたいです。