2016年5月23日(月) 614/1000
<霧の中の如く>
皆さんおはようございます。
致知出版社の藤尾社長の講和を聞いた。その7
藤尾社長は、社内木鶏全国大会で発表各社の素晴らしい発表を聞くたびに、いつも二つのことを思い出すと言います。
一つ目は道元の言葉。
「霧の中を行けば覚えざるに衣しめる。 よき人に近づけば覚えざるによき人となるなり」
霧の中を歩いていると、知らないうちに衣服が湿っている、と。それと同様に、「良き人と一緒にいる」と、知らないうちに、良い人となっているのである。
二つ目は、松下幸之助の言葉。
「一人の目覚めは100人に及び、100人の目覚めは1,000人に及び、1,000人の目覚めは会社全体に及んで、社会に及ぶ」
社長が目覚めれば、幹部が目覚め、幹部が目覚めれば社員さんが目覚めていく。
社内木鶏会というのは、この二人の先達が言った場になっており、感慨深いものがあると藤尾社長は言った。
心に響く言葉です。霧の中にいると自然に衣服が湿るように、もっと高みを目指していこうという思いであるならば、そういう人に会うこと、またそういう環境に自ら身を置くことが大事だと思う。過去を振り返ると苦しい時にたくさんの人に会ってきたことを思い出します。
倫理法人会のモーニングセミナーは、いつもよい波動を感じます。朝の6時から集まってくる人は、自分を変えたい、自社をよくしたいという方々ばかり。その空気感というものは言葉で表現するのが難しいが、清流の如く清らかとでも言いましょうか。 まさに霧の中で衣服が湿るのを感じます。当社から毎回5名が参加していますが、実にいい顔をしています。衣服はびしょびしょでしょうね。
会社も霧の中の如く、よい職場環境にしたいなぁと思います。