2016年5月11日(水) 602/1000
<家庭での子ども教育>
皆さんおはようございます。
子どもの心に灯をともす 日本の偉人も物語」(致知出版社)より引用 その5
著者:白駒妃登美氏
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台湾には、「日本人精神(リップンチェシン)」という言葉があります。
「あなたは日本精神があるね」といわれることは、台湾人にとって最高の褒め言葉なのです。「日本精神とはこういうものです」という明確な定義があるわけではありませんが、その意味を台湾の方々にきいていくと、概ね次のような意味で使ってくださっていることがわかりました。
時間や約束を必ず守る、勤勉で誠実で、親切で自分の仕事に誇りを持っている、さらにみんなのこと、次の世代のことを考えられる・・・・・・・。
それが「日本精神のある人」なのです。
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東日本大震災で世界中から寄せられた義捐金の、およそ三分の一を占めたのが台湾。 震災の起こった当時、台湾の人口は約2300万人(日本のおよそ5分の1)、平均年収は、約160万円だったと言われていますから、この支援が如何に破格のものであるか、想像できます。台湾人は、それほど日本に対する感謝の念がつよく、台湾人は、「日本人が私たち台湾人に教えてくれたことだ」といいます。なぜかというと、話をすると長くなるので、短くすると、台湾は元々日本の領土でした。世界的にも貧困であった台湾を豊かにするために、本土日本よりも手厚く、教育、インフラなど環境整備を整え産業の発展をさせました。
これは一例ですが、農業を発展させるためにダムと用水路(およそ地球半周分)の建設は、10年の年月をかけて完成させ、それは苦労に苦労を重ねた大事業であったといいます。その中心人物が八田興一さんという方なのです。
八田さんが寝食を忘れ命がけで台湾のために、やってくれたことに台湾の方々は忘れることはないと言います。
台湾は反日教育をしていますが、当時の方々から日本人の真実を伝えてくれていたから、東日本大震災での義捐金の金額に表れているのです。
では、そのような事実を知らない日本人がいかに多いことか。偉大な日本人がいたという事実を日本人が知れば、日本人として誇れると思うのです。昨今、歴史の事実が歪曲されてきた。また、偉大な日本人の功績が教育から消えている。これは大きな流れの思惑の中にある力なので対抗できるものではありません。だからこそ、家庭内での子どもに歴史教育が極めて重要であるように思えてきました。