2016年4月27日(水) 588/1000
<疾風に勁草(けいそう)を知る>
皆さんおはようございます。
致知5月号(致知出版社)より引用
「謙虚、感謝」 その1
積水ハウス社長 阿部俊則氏
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そもそも世の中は、自分の思うようにならないこと、悔しいこと、理不尽なことばかりではないでしょうか。困難や試練に直面した時に、初めてその人の人間的な強さが分かるという意味の「疾風(しっぷう)に勁草(けいそう)を知る」という故事があります。
やはり、若い頃からどれだけ失敗してきたか、悔しいこと、理不尽なことを経験してきたかが、その人の人間的な強さを養うというのが私の実感です。
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「疾風(しっぷう)に勁草(けいそう)を知る」ということわざを辞書で調べてみた。
「疾風」とは、速く激しく吹く風。「勁草」とは、風雪に耐える強い草。
強い風が吹いたときに初めて、それに負けない強い草を見分けることができることから、「疾風に勁草を知る」とは、困難や試練に直面したときに、はじめてその人の意思の強さや節操の堅固さ、人間としての値打ちがわかることのたとえ。
その謂(いわ)れは、
後漢の光武帝が初めて義兵を挙げたとき、旗色が悪くなってくると帝に従っていた者たちは逃亡していき、最後まで残ったのは王覇だけであった。そのときに帝が王覇に言った言葉。
思うようにいかないこと、悔しいこと、情けないことがある。そんな時、ぐっと堪えて耐える。焦らず先を見据えて考えることである。失敗に学ぶことは多い。いや失敗ばかりであったと思う。振り返ればよい経験をさせてもらいましたが、同じ失敗はしないように注意している。
やはり、失敗したり困難を乗り越えてきた人間は強い。困難を乗り越えてきた困難の大きさでその人の強さが決まると言ってもいいのではないだろうか。
疾風に勁草のごとく、この先に立ちふさがる困難に立ち向かっていくために自分を鍛えていきたいと思います。遊んではいられませんね。