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ムヒカ大統領が問う その2

2016年04月25日

2016年4月25日(月) 586/1000

<ムヒカ大統領が問う その2>

 

皆さんおはようございます。

 

ムヒカ大統領のリオ会議スピーチ: (訳:打村明)

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ハイパー消費が世界を壊しているのにも関わらず、高価な商品やライフスタイルのために人生を放り出しているのです。消費が社会のモーターの世界では私たちは消費をひたすら早く多くしなくてはなりません。消費が止まれば経済が麻痺し、経済が麻痺すれば不況のお化けがみんなの前に現れるのです。

このハイパー消費を続けるためには商品の寿命を縮め、できるだけ多く売らなければなりません。ということは、10万時間持つ電球を作れるのに、1000時間しか持たない電球しか売ってはいけない社会にいるのです! そんな長く持つ電球はマーケットに良くないので作ってはいけないのです。人がもっと働くため、もっと売るために「使い捨ての社会」を続けなければならないのです。

 

悪循環の中にいるのにお気づきでしょうか。

  これはまぎれも無く政治問題ですし、この問題を別の解決の道に私たち首脳は世界を導かなければなりません。

石器時代に戻れとは言っていません。マーケットをまたコントロールしなければならないと言っているのです。私の謙虚な考え方では、これは政治問題です。

昔の賢明な方々、エピクロス、セネカやアイマラ民族までこんなことを言っています。 

「貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」

これはこの議論にとって文化的なキーポイントだと思います。

 

国の代表者としてリオ会議の決議や会合にそういう気持ちで参加しています。私のスピーチの中には耳が痛くなるような言葉がけっこうあると思いますが、みなさんには水源危機と環境危機が問題源でないことを分かってほしいのです。

根本的な問題は私たちが実行した社会モデルなのです。そして、改めて見直さなければならないのは私たちの生活スタイルだということ。

私は環境資源に恵まれている小さな国の代表です。私の国には300万人ほどの国民しかいません。でも、世界でもっとも美味しい1300万頭の牛が私の国にはあります。羊も800万から1000万頭ほどいます。私の国は食べ物の輸出国です。こんな小さい国なのに領土の90%が資源豊富なのです。

私の同志である労働者たちは、8時間労働を成立させるために戦いました。そして今では、6時間労働を獲得した人もいます。しかしながら、6時間労働になった人たちは別の仕事もしており、結局は以前よりも長時間働いています。なぜか?バイク、車、などのリポ払い(クレジットカードの支払方法のひとつ)やローンを支払わないといけないのです。

毎月2倍働き、ローンを払って行ったら、いつの間にか私のような老人になっているのです。私と同じく、幸福な人生が目の前を一瞬で過ぎてしまいます。

 

そして自分にこんな質問を投げかけます:これが人類の運命なのか?

私の言っていることはとてもシンプルなものですよ。発展は幸福を阻害するものであってはいけないのです。発展は人類に幸福をもたらすものでなくてはなりません。

愛情や人間関係、子どもを育てること、友達を持つこと、そして必要最低限のものを持つこと。これらをもたらすべきなのです。

幸福が私たちのもっとも大切なものだからです。環境のために戦うのであれば、人類の幸福こそが環境の一番大切な要素であるということを覚えておかなくてはなりません。 

ありがとうございました。

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 社会全体のお金を増やすための考え方ですが。

給料をたくさん増やすためには、まずは会社が儲からなければなりません。会社がたくさん儲けるためには、経済が拡大していかなければなりません。経済が拡大するためには、大量の消費がなければなりません。大量の消費のためには、大量の生産がなければなりません。大量の生産があるから、私たちの仕事も恵まれて給料も上がるという仕組みになるわけです。

社会全体のお金が増えない限り、自分のところのお金が増えたとしても、誰かのお金が減っているということになります。つまり、お金が増える人と減る人がいるわけです。これは私の浅はかな考えかも知れませんが。

  では、この先、大量生産が必要かどうかですが。物理的に言って必要なくなるのです。日本の人口はどんどん減り続けています。2050年には1億人を割る見込みです。経済の発展は人口の増減と比例するわけですから、安倍総理大臣が掲げるGDP600兆円の目標と矛盾します。ただし、人口の減少を外国からのたくさんの移民を受け入れれば話は変わりますが。。。

 

 さて、私たちの豊かで幸せの基準がお金にある以上、経済の発展という思考にならざるを得ません。お金は便利でなくてはならいものに変わりはありませんが、幸せの基準や、ムヒカ氏が言う社会モデルを変えていかなければ、いつまでも弱肉強食の時代が続き、争いが絶えない世界に終止符を打つことができないような気がしてなりません。

 

 ではどのような社会モデルなのでしょうか。そう問われると、さっぱりわかりません。

まったくど素人の考えですが、核家族が進み、物がたくさん必要になるから生産量が増え、経済は発展してきました。逆行する考えですが核家族から3世代同居を推進すれば、待機児童の問題は解決しそうです。

 人間が24時間動くから電気が必要でたくさんの原発がいります。夜寝れば資源の問題は緩和しますし、人間らしい生活になるから病気の人の数も減って医療費の問題も解決しそうです。

 そのように考えると、経済が縮小していきますので働く場所がなくなります。だから、農業へのシフトし、自給自足の江戸時代のような姿が浮かんできます。言ってみれば電気のある江戸時代とでもいいましょうか。

 なんだかわけのわからない話になってきましたが、私たちの生活スタイルを転換させなければならない時期に来ているようです。 

 

 

 

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