2016年4月23日(土) 584/1000
<仕事は成長するところ>
皆さんおはようございます。
致知5月号(致知出版社)
「どんな仕事でも心を込めてベストを尽くす」より引用
日本空港テクノ所属
環境マイスター 新津春子氏
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私たち空港の清掃員はお客様からいろんなことを頼まれるんです。だから、清掃とは関係ないことであっても、お客様から言われたことは断らないで全部やっていく。そういうことは意識しています。
断ること自体が自分には許せないというか、断ったらプロじゃないと思うんですね。
もちろん私にできないようなことも中にはあるわけですから、それを断らないでやるためにはどうすればいいかって考えて、やっぱり日々プラスアルファの努力を積み重ねる。
あと、清掃に関しては、赤ちゃんが床でハイハイしても大丈夫なくらい綺麗にしようって心がけているんです。心を込めなければ綺麗にはできませんし、そこは妥協せずに
やっています。どんな仕事でも心を込めてベストを尽くす。そうすることで、お客様は喜んでくれると思うの。
私はただ目の前の仕事をとにかく笑顔でコツコツ一所懸命にやること。そして、日々目標を立てて、それに向かって努力して、達成して、また次の目標を立てる。そういうことを大切に生きてきただけです。
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新津さんの姿はNHKのプロフェッショナルで放映されたものを見た。清掃職員として日々技術を磨きあげている姿、そこには妥協がない闘争心を感じた。その新津さんが致知で取り上げられたことに嬉しく思いました。
中国から日本にきて日本語も話せない中、言葉が通じなくてもできるという理由で選んだのが清掃の仕事だった。たくさん悔しい思いや、苦しい出来事を乗り越えてきて、全国ビルクリーニング技能競技大会で優勝することができたことは、とても誇らしいことだと思います。困難を乗り越え、清掃という仕事に誇りを持ち、今でもプロとしての技術を高められていること、どんな仕事でも心を込めなければいい仕事はできないということを新津さんから教えられました。
新津さんはどんな仕事でも「笑顔で心を込めてベストを尽くす」という。これほど難しいものはない。仕事はよい事ばかりではなく辛いことも多い。だからこそ、いつも笑顔で人と接すること、笑顔で仕事に取り組むことが、その人の高い人間性を創っていく。
従って人間の成長は仕事に取り組む姿勢で決まると言ってもよいのではないだろうか。だからこそ、どんな仕事でも真剣に取り組みこと、工夫して誰にも負けないレベルまで上げること。そして関わる方々に感謝することが大切であると考えるのです。
仕事は人間としての成長のチャンスが山ほどあります。