２０１６年４月１３日（水） ５７４／１０００
＜運命を切り開く＞
皆さんおはようございます。
致知５月号（致知出版社）より
「絶えず視座を高めて道を開いてきた」 対談その１
ウシオ電機会長 牛尾治朗氏
三菱ケミカルホールディングス会長
経済同友会代表理事 小林喜光氏
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（小林）
私は「宿命に耐え、運命と戯（わたむ）れ、使命に生きる」という言葉を座右の銘にしていましてね。男女どちらに生まれるとか、生まれつきの頭のよし悪しとか、最初は不本意に感じることもあるけれども、そういうのは宿命であって耐えるしかない。
しかし運命は命を運ぶと書くように、自分で運ぶことができます。時にはこの難しい時代と戯れるくらいの余裕を持ちながら、自分なりに運命を切り開いて、最後は自分の生きていることが社会にとって重要なんだと実感できるようになりたいと思うんです。
家族のためでも、仲間のためでもいい、何らかの形で自分なりに社内に貢献する。
そういう使命があればこそ、生きてゆけるのではないでしょうか。
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宿命は宿る命と書きます。男で生まれたことも宿命。日本人として生まれたことも宿命であるように、変えようがない生まれつき宿っていることを宿命というそうです。
一方、運命とは運ぶ命をかくように、自分でコントロールできるという。例えばあの人と結婚しよう、あの会社に入ろうなど自分で行動し自分で決断できるからである。
運命は今、自分のやっている行動そのものが自分の未来を決めているのであり、運命は変えられるというのである。だからこそ、嘆いていても始まらない。自分の行動をよくよく正していくことが大切であり、運命は自分で切り開いていくんだという気概をもちたいと思います。同時に何が正しくて正しくないかということも学んでいかなければならないと思います。
