2016年4月12日(火) 573/1000
<ゴール>
皆さんおはようございます。
修養論(致知出版社)より
藤尾秀昭著
******************************************************************************************
『努力の本当の意味』
このひともまた自らの一道を深めた人、京都大学元総長・平澤興氏にはこんな言葉がある。
「努力することの本当の意味は人に勝つということではなく、天から与えられた能力をどこまで発揮させるかにある」
道を深めた人の言葉は、それぞれに味わい深い。
******************************************************************************************
人が生まれる時には、何か目的をもって生まれてきているんだって。だから、あっちの世界では、自分の魂レベルにあった場所を自分で選んで、人生物語を描いて生まれてくる。という話を聞いたんです。でもそんなこと全く忘れちゃって、好き放題、やりたい放題っていうのが現状なんです。
この話を素直に考えてみると、運送会社の社長の息子として生まれて、自動的に社長になった。ということは、もともとこの人生物語はちゃんとやればうまくいくように決まっていて、目的達成のために何をするかが大切になってくると思うんです。でもその目的はまったく忘れちゃっているので、自分の立場で怠けず努力をしていると心が震えるほど躍動したり、ワクワクしてくるときがあると思うんです。それが人生物語をちゃんと進んでるよという、人生のチェックポイントみたいなもんじゃないだろうかなぁ。
人はそれぞれ、生まれや能力が違う。それは自分が選択してきたものであると考えて、自分の備わっている能力を十分に発揮することに全力を注いだ方がいいと思うんです。その方が生きがいも生まれてくるんじゃないだろうか。そうすれば、チェックポイントを引き寄せるアンテナの感度が増してゴールまでの道のりを案内してくれるのではないだろうか、と思えたりします。
一度の人生だもん。目的をもって生まれてきました。死がゴールではなく、ちゃんとゴールに辿り着いて、あっちの世界に帰りたいものです。