2016年3月28日(月) 558/1000
<入社式>
皆さんおはようございます。
18才の青年が社会人としてのスタートをきった。その目の先に見えるものは未来しかない。それも夢や希望で満ち溢れていると言ってよいほどの澄み切った目つきでした。 ご両親、弟さんをお迎えしての入社式は感動の連続で幸せ感いっぱいでした。
準備してくれた社員、裏方で支えてくれた社員、休日にもかかわらず出席してしれた社員を誇らしく思うのです。
入社式に家族お招きするのは、会社と家族との絆をつくりたいからです。働く人は家族の支えがなければ、「よい仕事」ができるものではありません。だからこそ、家族が安心していただけるように私たちを見て欲しかったわけです。
大切な息子さんを預かり立派な社会人として育てあげるのが私たちの務めであり、単に仕事を教えるだけでなく、人間性を高めていけるように導いていきたいのです。
(社長挨拶)
Yさん、入社おめでとうございます。
入出運送を代表して、心から歓迎するとともに、入出運送の社員としてお迎えできたことを大変嬉しく思います。また、ご家族の皆様には、日曜日のお休みの時にご出席を賜り、心より御礼申し上げます。
新入社員のYさんは、今、大きな喜びと期待感、そして緊張感をもってここにおられることと思います。この思いを忘れることなく、ご家族を始め、これまでお世話になった全ての方々への感謝の気持ちをもって、新社会人としての生活をスタートしていただきたいと思います。
高校2年生の時から幾度となく当社に職業訓練に来て頂きました。若いのに挨拶も立派で、一生懸命に仕事に取り組んでいる姿、朝礼でも自信をもって発言している様子を見て、「しっかりしているなぁ」という印象でした。
Yさんのお母様からお借りした写真を拝見して、とてもびっくりしたことがあります。
小学校、中学校の9年間、休まず登校された賞状がありました。9年間という長い年月の間、「休まない」ということは、並大抵のことではありません。まずは学校が好きであるということ、友達に恵まれたということ、何より、ご家族の皆様の深い愛情の賜物であると思います。
そして、Yさんがどんな時でも挫けず、腐らず、忍耐強いという証です。社会に出るとよい事ばかりではありません。時には辛く厳しい時を乗り越える忍耐力が必要となります。Yさんの9年の間、休まず登校されたことを考えると、この先の成長が楽しみです。
今の社会に必要なことは、人への優しさ、思いやり、そして、よい人間関係であると考えています。会社は組織であり、組織の力を最大限に発揮して成果を出すためにはチームワークの力が最も大切であると考えています。今日もこうして、Yさんの入社式に一緒に参加している社員の方々は、そのことを十分に理解し、Yさんの入社式にエールを送ろうと思い、この入社式に参加しているのです。
Yさんに期待する事を二つ話させて頂きたいと思います。
一つ目は、「失敗を恐れないでほしい」ということです。
何か行動を起こせば、つまずくことや失敗することが一度や二度は必ずあるはずです。しかし、失敗から学ぶこともたくさんあり、その経験は将来必ず役に立ちます。失敗を恐れて何もしない人より、結果が失敗に終わったとしても、自ら行動を起こした人のほうが成長していくものです。
そのような前向きな姿勢や行動は、必ず誰かが見ておりフォローしてくれるはずです。失敗することは勇気の裏返しでもあり、決して恥ずかしいことではありません。どんどん失敗し、一つずつ経験を積んでいってください。
何事にも好奇心を持ち、当事者意識を持って積極果敢に正面から向かって行ってください。そして、自ら考え、自ら行動することができる人になっていただきたいと思います。 そのためにも日常生活や仕事の中で、大きな一歩でなくてもいい。早起きや、ゴミ拾い、掃除など毎日のちょっとした行動や習慣の心がけで、小さな一歩を踏み込むということ、さらにそれを積み重ねること。ほんの少しの行動こそが、結果におい5年、10年で大きな力になるものです。
しかしながら、「一歩踏み込む」ことは、口で言うのは簡単ですが、実際にやるのはなかなか難しいことです。普段から意識して、それをクセづけすることが大切です。
二つ目は、「信頼される人になってほしい」ということです。
そのためには、どんな時でも「ごまかさない」「逃げない」「裏切らない」、この3つの基本動作を実践することです。
私は、その人にどれだけ能力があるかという前に、「どれだけ信頼できるか」ということが優先されるものだと思っています。いくら有能であっても、人を裏切ったり、苦しみを共に分かち合うことのできない人には、仕事を任せることができません。何事にも正直に、誠実に、素直な気持ちで取組んでいただきたいと思います。
私の経営の目的は、「人の幸せ」です。
私が考える「幸せ」は4つあります。
一つ目は、家族が仲良いということ。
二つ目は、仕事が楽しいということ。
三つ目は、人の役に立つこと。
四つ目は、夢に向かって生きること。
これらを全うできれば、自信をもって「楽しい」と言える人生になるのではないでしょうか。そのためにも、自分のことは脇に置き、周囲の人に喜んでもらえる行動をすることが大切です。自分だけの喜びより、自分が相手に何かをしてさしあげたことで、相手に喜んでもらった方が、自分一人の喜びより、もっと大きな喜びを得られると教えられました。まさに、「人の喜びこそ我が喜び」です。
私は、運送業を通じて、最高の「いい仕事」を続けていくことが幸せの近道だと思っています。 いい仕事とは、お客様に喜んで頂ける仕事、働く周囲の人に喜んで頂ける仕事、そして工夫です。 いい仕事をすれば、仕事が楽しくなってきます。
皆さんと共に「いい仕事」をして、物心ともに豊かになり、社会にお役に立てる会社づくりをして、自信をもって幸せと言える人生にしていきましょう。
最後に社員の皆様に伝えたい事は、会社が永続的に発展していくためには、社員一人ひとりの成長であると考えています。この想いはこれからも変わることはありません。この先も社長として人材育成に心血を注いで参ります。
Yさんには入出運送の社員としての使命感と誇りを持ち、どのような場面においても自らの力を十分に発揮し、思いきりチャレンジしていただきたいと思います。
今日という日は、素晴らしい日です。社員と共にYさんの門出を祝福できるという幸せを生涯忘れることはありません。社員一同、Yさんを心より歓迎をいたします。
Yさんがいつまでも健康で、信頼される立派な社会人として大きく成長されることを祈念し、お祝いの言葉といたします。