2016年3月26日(土) 556/1000
<道標>
皆さんおはようございます。
知出版社 致知4月号より引用
「武家の祖母から学んだ人生訓」より抜粋 その6
葵パール社長、松平洋史子氏
作家、石川真理子氏
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(松平)
祖母が仏教の勉強でインドの山へ行った時の話が思い出されます。
そこでは、かつて目的地に辿り着くことなく命を失った無数の先人たちの骨が落ちていて、それが連なっていつの間にか道標になっていたというんです。
祖母はその体験から、
「私は人様のための道標となるような人間になりたい。自分が骨になっても、人様のために道をつくりたい」と申しておりました。
祖母はただ言葉だけでなく、実際にいろんな福祉事業を手掛けて世の中に大きな貢献をしてまいりましたけれども、そうした活動を通じて残していきたかったものを突き詰めれば、感謝の心だったと申しておりました。
(石川)
ご自身が骨になっても、というお言葉には強いお覚悟が伝わってまいりますね。
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多くの人に助けられ導かれここまで辿り着けたことを思うと感謝の念を抱かずにはいられません。だから、もっと自分を高めて、かかわる若い人たちに良い影響をほんの少しでも与えられるような人間になることが、今までお世話になった方々へのご恩返しであると思っています。
入出運送は昨年60周年を迎えた、そして今年4月1日に社名が変わり第二創業期が始まる。
今の事業規模から考えると飛躍的な変化を求めるのではなく、「その時」に備えて、どんなことがあってもびくともしないほど根を張って力を蓄えておくことが、この時期ではないだろうかと考えるのです。100年企業まであと40年、私の社長在籍はあと14年ほどであるが、この期間にやるべきがたくさんありますが、その中でも、社員がイキイキと働ける職場、自己成長できる職場づくりの道標ができれば本望です。