2016年3月24日(木) 554/1000
<今日一日を楽しく生きる>
皆さんおはようございます。
致知出版社 致知4月号より引用
「武家の祖母から学んだ人生訓」より抜粋 その4
葵パール社長、松平洋史子氏
作家、石川真理子氏
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(石川)
私が一番寄る辺(よるべ)としてきたのが、「今日を最後と生きるのですよ」という言葉でした。若い時はなかなか分からないんです。けれども、「明日死ぬかもしれない。きょうが最後の一日かもしれないんだ」と意識しながら一所懸命に生きていると、辛いことがあってももうひと頑張りしよう、もう一度立ち上がろうという気力が湧き上がってくるんですね。そうして翌日また目が覚めると、ちゃんと元気になっている自分がいますし、自分はあの苦しい時に一歩踏み出せたのだからっていう自信や支えになっていくんです。
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普通の人の一番恐ろしいことは、死への恐怖ではないだろうか。「死にたくない!」と思っているうちは、この恐怖から解放されることはないのでしょう。では、死への恐怖から開放されるにはどのようにしたらよいのだろうかと考えると、出来るものではありせんが、後悔の人生にはしたくないものです。
過去を悔やまず、未来を憂うでもなく、「今日という日を精一杯に楽しく生きる」。これ以外にないのではないだろうか。でも死の恐怖からは逃げられませんけどね。
今日一日、「楽しかった。充実した。」という日が続けば、生きがいも生まれる。
50才前に生命保険料の大幅値上げがあって更新するかを悩んだけれども解約しちゃいました。毎月の高い保険料を支払うのであれば、女房と温泉旅行に行った方がいいと思ったのです。現在女房と温泉三昧で楽しんでいます。定年になったら旅行に行こうと思っていましたが、元気なうちに楽しんだ方がいいと思いましてね。そもそも、そこまで生きていられるという保証はありませんからね。
結局、私が死んだらと家族が困るという恐怖から躊躇(ちゅうちょ)していたわけです。 「今日一日を楽しく生きる」
それが心を豊かにして健康や幸運を引き寄せることかもしれません。