2016年3月22日(火) 552/1000
<自分を正していくことから>
皆さんおはようございます。
致知出版社 致知4月号より引用
「武家の祖母から学んだ人生訓」より抜粋 その2
葵パール社長、松平洋史子氏
作家、石川真理子氏
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(石川)
祖母の強さは受け入れる強さですし、人を許す強さ、譲る強さでした。それでいて自分の信念を失わないで、ここは絶対に守るんだという確固たるものがある。だからこそ厳しい人生を生き抜いてこられたのだと思うんです。
暗いトンネルの中でも一点の光というものを信じて歩き続けた時に、それは希望や力に変わっていく。どんなに苦しいことがあっても、その苦しいことと一体化して、自分自身が困難そのものになって道を切り開いていく。祖母はそういう柔らかな強さは、やはり明治の女性の、あるいは武家の女性の強さだと思うんです。
辛いことがあっても、人に愚痴を言ったり、泣いたりすることができる立場ではなかった人の生き方ではないかと思いますね。******************************************************************************************
傲慢な自分、我がままな自分、身勝手な自分、人を責め、己に甘い、なんとも醜い自分がいつも側にいます。
倫理法人会では、「責め心のない優しさ」という教えがあります。どうも私の課題のようにも思えたりもします。
だれしも迷い、苦しみ、困難という真っ暗闇に入り込んでしまう時がある。しかし、希望を持ちたいのです。苦しい時でも、「ぐぅーっと」耐え忍び、針の穴のような小さな光かもしれないけれども、必ずここから抜け出せる時がくると信じたいのです。そのためには、全ての出来事は己の投影であると考え、自分を正していくことからが始まりであると考えていこうと思います。