2016年3月21日(月) 551/1000
<姿勢を正す>
皆さんおはようございます。
致知出版社 致知4月号より引用
「武家の祖母から学んだ人生訓」より抜粋 その1
葵パール社長、松平洋史子氏
作家、石川真理子氏
******************************************************************************************
(石川)
いまいろいろと教えてくださった立ち振る舞いというのは、近頃はあまり大切にされていないような気がしますけど、こういう小さなことってとても大事だと思います。人間の心って弱くて綻(ほころ)びやすいので、それをどうやって整えていくのかというと、やっぱり姿勢であり、立ち振る舞いだと思うんです。
松平さんのご本にも「歩き方は生き方です」っていう言葉がありましたけれども、武家の家に育った私の祖母も「姿勢を見れば、その人がどんなつもりで生きているのか分かりますよ」といつも言っていました。******************************************************************************************
これは耳が痛い話です。坐禅をしても30分もたない。椅子に座っていても足を組み、背筋は猫背で、歩き方は前向き。動きはせっかちで落ち着きがないと自分を分析するのです。
剣道、柔道、茶道など「道」とつくものは型を大切にする。型を整え、己と向き合い技を磨いていく。まさに心技体とはこのことなのでしょうか。
人の心は姿勢に表れる。心が乱れているときには姿勢が乱れ、心が安定している時には姿勢も安定していると言われます。だから、逆にして、姿勢を意識し正していくことで心が整い運気がよくなるような気もしてきました。
人間の心は弱い。だからまずは自分の姿勢を正しくすることで、凛とした自分を創っていくのではないだろうか。
今まで姿勢や歩き方なんて気にしたことはなかったけれど、意識的になっていこうと思う。