2016年3月20日(日) 550/1000
<本(もと)> 皆さんおはようございます。
致知出版社
致知4月号より引用
「本(もと)を務める」
論語普及会学監 伊與田 覺氏******************************************************************************************
有子(ゆうし)という人は、孔子に早くからついた弟子でした。行いも立派で、孔子亡き後、その学問の後継者として弟子たちが皆で守(も)り立てようとしたほどの人物でした。
その有子が、立派な人物になるためには本(もと)を務めることが大事であると説いています。
本(もと)、すなわち人間の道における一番の根本がしっかりと立つことによって、そこから本当の道というものが生じてくるというのです。では、人間の道における一番の根本は何でしょうか。最も身近なところでいえば、親に孝行を尽くし、年上の人に素直に従うということです。これは孔子の教えを有子が代弁しているものと受け止めてよいと思います。******************************************************************************************
53才になるが親孝行をしているかと言われれば、しているとは思えません。これは反省しきりなのです。母親にもしばらく会っていないので会いに行こうと思う。
この年齢で経営者ともなると、人から注意をされることはほとんどない。だから自分が正しい道に進んでいるのかということを見失いがちになる。例えば、人との接し方、言動がそうである。過日、ある方から注意を受け、いろいろと話を聞かせて頂いた。振り返れば、これはとても有難いことであると思いました。
自分には見えないが、人には見えることはある。自分を見るということは難しいことであると改めて感じました。
万人幸福の栞には、「本(もと)を忘れず」という言葉がある。その本とは、初心を忘れないこと、恩を忘れないこと、両親を尊敬し大切にすること。と三つあげられています。
自分を生んでくれたお母さん、育ててくれた両親、自分ひとりで生きているのはなく、着る服も食物も多くの人の労働によってつくり上げられ頂戴しているということ、そして、初心を忘れず、怠けず日々学びに務めること。 これらを実践することが感謝できる人間であり、自分という人間を大切にできるのではないだろうか。 このようなことを考えると実践不足であると感じてしまいます。
さぁ、始めからやりなおしていこう。