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たらいの水

2016年03月19日

2016年3月19日(土) 549/1000

<たらいの水>

 

皆さんおはようございます。

 

致知出版社 致知3月号より引用

 

「この心臓は鉛でできているが、泣かないではいられないのだよ」 その2

国際コミュニオン学会

名誉会長 鈴木秀子氏

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 私たちシスターの生活は実に質素です。最小限必要なものは修道院から支給されますが、私有物は一つもない。まさに無一物の生活です。だからといって何かが欲しいということもなく、むしろ物がない分、何物にも縛られない自由を味わっています。

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 私たちの周りには物が溢れかえり多くの物を手にしています。衣食住は十分に足りているにもかかわらず、今だ多くを求め一度手に入れたものは手放したくはありません。そのとらわれの心が不安や恐怖を創り出しているのかもしれません。

 

 ではどうすればよいのだろうか。

 

二宮尊徳氏の七代目子孫、中桐万里子さんがたらいの水の話を以下のように解説しています。

「金次郎の教えで有名な「たらいの水の話」というのがありますね。
水を自分のほうに引き寄せようとすると向こうへ逃げてしまうけれども、相手にあげようと押しやれば自分のほうに戻ってくる。だから人に譲らなければいけないと。けれどもこの話には実は前段があるのです。

 人間は皆空っぽのたらいのような状態で生まれてくる、つまり最初は財産も能力も何も持たずに生まれてくると。そしてそのたらいに自然やたくさんの人たちが水を満たしてくれる。その水のありがたさに気づいた人だけが他人にもあげたくなり、誰かに幸せになってほしいと感じて水を相手のほうに押しやろうとするんです。


 そして幸せというのは、自分はもう要りませんと他人に譲ってもまた戻ってくるし、絶対に自分から離れないものだけれども、その水を自分のものだと考えたり、水を満たしてもらうことを当たり前と錯覚して、足りない足りない、もっともっととかき集めようとすると、幸せが逃げていくんだというたとえ話だと教わったんです。

 

 万人幸福の栞では、

 

 「欲心(よく)を起して水を自分の方にかきよせると、向うににげる。人のためにと向うにおしやれば、わが方にかえる。金銭も、物質も、人の幸福もまた同じことである。」

 

 私たちは足るを知り、手放すということをすれば、自然に入ってくるという原理を知ることが大切なのかもしれません。それでも心はとらわれる。なんと欲深い自分がいるわけです。

 

 

 

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