2016年2月13日(土) 514/1000
<自立>
皆さんおはようございます。
発行:プレジデント社
著者:梅谷忠洋
「リーダーたる者の極意」より引用 その13
******************************************************************************************
「自らを助けない者を救おうとしても駄目だ。梯子を自分で登る意思のない者を他人が押し上げることはできない」とアメリカで鉄鋼王として大成功を収めたアンドリュー・カーネギーが言っています。
これにつながるのが「自立」ですが、社会という人の集まりの中で生きる個人、そして法人という組織の中で依存し合う共同体に生きるにあたって、自らを律して他人との好距離を保ち、互いに尊重し合いながら自己意識を確立し、「甘え」を徹底的に排除しながら、自分が何で勝負できるか、つまり何で貢献をすることができるかというスキルを磨くことが「自立」の意味です。
*******************************************************************************************
成長欲のある人は自分の意志で発言し行動している。浜松西倫理法人会で講師でお招きした㈱ヤマネットの山田社長は、物流会社を対象にした5ケ月間の実践研修を行っている。
研修の目的は「成果の出る活発な行動を習慣化する」というもの。
受講生で模擬会社をつくり、目標を決め日々の業務の中で悪戦苦闘しながら、目標達成のために自分の甘さと戦っていくわけです。その研修期間は、受講生同士が切磋琢磨しながらお互いを支え合い、卒業の時には自ずと涙が溢れてきます。まさに感無量とでもいいましょうか。
その実践研修に21歳の若い女性Yさんが手を上げた。これには驚きでした。その理由を聞くと、「もっと成長したい!」ということ。社長としてこれほど嬉しいものはありま
せん。会社は成長する機会を与えることはできますが、その扉を開けるのは個人の意志でありたいのです。
自分の意志で行動することは覚悟がいります。しかし覚悟があれば、自分の甘さを克服して辛い事も乗り越えることができるものです。それが「自立」というものではないだうか。
人は誰でも変わることができます。だから社員一人ひとりが成長する機会を与え、自立した人間を育てるのが社長の役割であると考えています。