2017年5月4日(木) 960/1000
<幸せの種を蒔こう>
皆さん、おはようございます。
「努力ゼロの幸福論」大和書房 その11
著者:小林正観氏
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生きていくうえで足りないものはありません。人に必要なものはすべて神様から与えられています。実は私たちの誰もが「満ち足りた幸せの海の中」で生きているのです。しかし、私たちは未熟なので「あれが足りない」「これが足りない」「あれも欲しい」「これも欲しい」と死ぬまでずっと言い続けています。けれども、あなたの本当に必要なものは身のまわりにすべてそろっている、ありがたくて感謝してもし切れないほどの状況で生きていることに、早く気がついたほうがいい。
私たちは、「休みがもっと欲しい」「もっと寝ていたい」と言いますが、人間の臓器はまったく休みをしていません。もちろん夜も寝ていないし、日曜日になったらお休みをするということもありません。
私たちは、この心臓やすい臓、肝臓、腎臓たちに感謝することもなく、「なぜ自分の欲しいものが手に入らないんだ」と嘆いている。けれども、こうやって笑顔で働けているのも、私のすべての臓器や細胞のおかげなのです。臓器に限ったことではありません。私が今笑顔で生きていられるということは、すべてありとあらゆる存在の人から「為(な)し合わせ」(お互いにしてあげることで「幸せ」という意味)をいただいているからなのです。
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私たちは、欲しがる人生を歩んでいるんですね。常に満足ではなく、不満な状況を自分の思いだけでつくっちゃてる。だから、心が不安定になり、笑顔も少なくなって、結局は自分で不幸の種を蒔いていることになるわけですね。
言われてみれば当然なことであると思うわけですが、現実には思いどおりにならないことに対して、不平不満、愚痴を言い続けている自分に気がつきます。
朝、目が覚めることは、実はとっても有難いこと。仕事があって家族を養えること。友人と食事をして楽しい時間を過ごせること。当たり前なことかもしれませんが、とっても幸せなことであると思うことが、感謝できる人間になれるんじゃないかと思うんです。感謝できるようになれば、不平不満や愚痴を言うことが少なくなって、笑顔が増えていき、自ら幸せの種を蒔いていけるんじゃないかと思いたいんです。
幸せの種を蒔いていこう。そんな人間に少しでもなっていきたと思います。