2016年2月8日(月) 509/1000
<道を切り開く>
皆さんおはようございます。
発行:プレジデント社
著者:梅谷忠洋
「リーダーたる者の極意」より引用 その8
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「世の中には大志を抱きながら大志におぼれて、何一つできない人がいる。言うことは立派だが、実行が伴わない。世の失敗者には、とかくこういう人が多い」
と松下幸之助は警鐘をならしています。
「志」とは、理念、理想、目的、目標、動機、使命の源泉です。英語で言えば、nissionです。「志」をしっかりと心の中にイメージすることができる人は、理想が欲望に勝つために遠くの理想に向かって現在を真剣に生きることができます。これを深謀遠慮と言います。
後々の遠い先のことまで見通した周到にして綿密な計画を立てることは、「志」を果たして夢を叶えます。まずは目標地点が定まらねば、何事も始まらないものです。
「志」という漢字は、「士(サムライ)」の「心」と書くことを忘れてはいけません。
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志は「士」と「心」と書く。なんだかファイトが湧いてくる。
知行合一というが、言葉と行動が同一でなければ、信頼を得られることはない。
では、信用と信頼の違いとはなんであろうか。
信用とは、過去の行いへの評価であり、それに対しての「信用」です。一方「信頼」は、そうした過去の行い、あるいはその人の立居振舞を見たうえで、「この人ならこの仕事を任せてもちゃんとしてくれるだろう」とか、「この人なら私の秘密を打ち明けても大丈夫だろう」などと、その人の未来の行動を期待する行為や感情のことを指すものです。つまり未来を「信頼」するというわけです。
なるほど、今まで信用と信頼を使い分けてこなかったが、この信用と信頼の違いをベテランドライバーから教えてもらった。
社員から信頼を得られなければ、経営者としての務めを果たせるものではない。だからこそ、高い志をもち、ミッション達成のための道を自ら切り開いていくことが経営者としての使命であると考えるのです。
その道のりは、さまざまな欲望、誘惑があるが、脇目も振らず一心不乱に目指すものに立ち向かっていく勇気がいるのだと思っています。