2016年2月7日(日) 508/1000
<プロとしての心構え>
皆さんおはようございます。
発行:プレジデント社
著者:梅谷忠洋
「リーダーたる者の極意」より引用 その7
******************************************************************************************
「意識」とはマインド、つまり「心」「精神」です。
組織や集団を変えるためには、「目に見えない」部分を変える必要があります。つまり、人の「意識」が変わらなければ、何事も動きません。
******************************************************************************************
どのような会社にもクレームやトラブルはあり、当社のような運送会社も同様である。
だから運送会社の要である安心、安全をお届けするために、最前線で働くドライバーの技術、意識の向上ために教育は欠かせない。
ドライバーはプロである。プロであるがゆえに失敗は許されるものではない。なぜなら報酬を得ているからである。失敗を「人間だからしょうがない!」と終わらせているとしたら、もはやプロとは言えない。素人と言った方がいい。失敗を失敗で終わらせるのではなく、失敗を糧とし同じ失敗をしないようにすることがプロの条件ともい言える。
だからこそ、自らプロとしての技術、意識を上げるための努力をすることが本来あるべき姿であり、報酬を得ているプロとしての使命であると考えるのです。
しかし会社は単に給料を稼ぐためだけの道具となり、仕事そのものが生きていく上で軽いものとなっているような風潮が見受けられる。これは社会的現象であると思うが、現代に生きる人の考えが変わってきている。時代の特徴であるので否定するものではないが、やや悲しい一面がある。
忘年会、社員旅行、夏祭り、飲み会、地域清掃など様々なコミュニケーションの行事への参加が少ない。これは会社や社長に原因があることは否めないが、どうやら我が社だけではないようである。世の中がそのような風潮にあるようだ。
イベントの参加は、好きか嫌いか、楽しそうかそうではないか。という自分を中心に考えるのではなく、働く仲間と時間を共有することの大切さを伝えたいのです。人間としての優しさ、思いやり、また多くの人に支えられている有難さを知った時、プロとしての心構えの始まのように思えるのです。