2016年2月5日(金)
<醜い自分を承認すること>
皆さんおはようございます。
発行:プレジデント社
著者:梅谷忠洋
「リーダーたる者の極意」より引用 その5
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そもそも苦とは、自分自身が世の中の流れに逆らっていること、自分のやり方が世の中全体の摂理と合っていないこと、自分の生き方が間違っているということから生じるものです。
苦しみは、自らが招いている状態で、誰のせいでもありません。
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座右の銘は、「自らの苦悩は自らが創り出している」というものです。
上手くいかないということは、何かがおかしいからです。その原因がわかれば解決するのですが、多くの場合、他に原因を押し付けてしまい真因から目をそむけてしまうわけです。
苦しみ、苦悩、苦難という自分にとって辛い出来事を己の原因であるとは認められるものではありません。だから日頃から素直な自分を見る習慣をすることが大切になってきます。
苦しみの原因は、「あいつのせいだ!」と思うけれど、私にも原因があるかもしれないと考え、心に覆いかぶされた「頑なな心」、「ひねくれた心」、「意地っ張りな心」、「意固地な心」、「強情な心」を見るのです。素直になって自分の心を見ればよく見えます。その醜い心を己自身が承認をして、一枚いちまい剥がしてゆくことができれば、苦しみから開放されるような気がしています。
自分を見つめることは、醜い自分を承認することなのでしょう。それができれば、きっと、醜いばかりではなく、美しい自分にも気づくことができます。
美しい自分と共に正しい実践をしていくことが、凛とした自分をつくっていくのだと思います。