2016年2月4日(木) 505/1000
<毎日が小さな修行>
皆さんおはようございます。
発行:プレジデント社
著者:梅谷忠洋
「リーダーたる者の極意」より引用 その4
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古来より多くの人間が求めてきた命題、それは幸福ですが、「リーダーたる」者が持たなければならないことは、自分自身のことはさておいて、その組織の集団を構成する人の一人ひとり、そして全体の幸福を求めることです。
そのためには、「リーダーたる」者は、曇り一点ない爽快な心、すなわち「明鏡止水」の境地にあらねばなりません。
「明鏡止水」は自分の心と言葉、行動が完全に一致していることで達成され、それによって集中力が養われる時、「心」が「魂」と共に昇華されるのです。
人間の真価は最も厳しく窮地に追い詰められた時の態度にこそ見極められ、摂理に対していかに正しい行いを長い年月してきたかという過去に見出されます。欲望の虜になった者は、辛酸を舐める厳しい人生を歩まなければなりません。
「明鏡止水」とは曇りのない鏡と澄んだ水面のように安らかな落ち着いた心境、すなわち邪心がなく、静かに落ち着いて澄み切った心の状態のたとえです。
「明鏡」とは、字の如く一点の曇りもない、よく映る鏡のことです。
「止水」とは、流れずに静かに留まって、澄んだ水面のことです。
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会社が達成しなければならないことは業績を上げること。業績が上がらないとすれば、もはやお客様や社会から必要とされていないということになる。だから、お客様に喜んで頂けるような商品やサービスを提供しなければ、お客様は買って頂けることはない。
会社の目的は単に業績を上げることだけでは会社の存在意義を失うことになる。会社の業績がよくても働く社員が疲弊しているとすれば、長続きすることはない。いつか潰れる。
経営者は経営者としての使命や役割を腑に落とし実践することが、組織の成長、継続の絶対条件となると考えるのです。日々の行動がその使命、役割に繋がると思えば堪えることが出来る、「負けてたまるか!」という気迫となる。
人間は醜く、弱い面があり消えることはない。だからこそ、一つひとつの行動を疎かにせず、意識的になり強い心をつくる日々の努力が欠かせないのです。
毎日が小さな修行の連続と考えるのです。