2016年1月27日(水) 497/1000
<正しい実践をするために>
皆さんおはようございます。
発行:㈱タニサケ
鍵山秀三郎先生・講述録
「凡事徹底」より引用 その1
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「運命はその人の性格の中にあり」
これは芥川龍之介が残した言葉でございます。性格によって、その人の運命が決まるということでございます。
ある日、宿泊したホテルで暇な時に聖書を読んでいましたら、これに近い言葉で、
「汝(なんじ)の行動は、汝の預言者」がでてまいりました。
あなたは今、何をやってもいいですよ。しかし、今あなた自身のとっている行動そのも
のが、あなたの将来を予言していますということです。
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人は年をとる。10年経てば10歳年をとる。20年経てば20歳年をとる。ただし10年、20年という時間の経過分の成長があるかどうかが大切になると考えるのです。
10年という時間は使い方によっては十分に有意義となる。反面、無駄に時間を過ごす場合もあるだろう。しかし、無駄な10年だったとしても、それに気づきけば、これからの10年の過ごし方が変わり、10年の価値が生まれてくると思うのです。人間は学ばなければ何の成長もありえない。
学びとは、「経験すること」と「考え方を磨く」こと。やはり経験に勝るものはないが、その経験を生かしていくためは、考え方を磨いていく必要があると考えるのです。
40代まではだた仕事をしていただけ。経験はそれなりに積んできたが、自分の考え方、つまり軸を作ることをしてこなかった。だから、成長の角度が低く、スピードも遅かった。やはり人間としての成長は、よい本を読み、よい人の話を聞き、自分を見つめ、
正しい努力、正しい実践をしていくことが大切となる。自分の軸となる考え方がなく実践しも、間違った実践かもしれない。間違った実践は、間違った結果となって帰ってくる。
人は既に己のことを多くの経験を積んで、自分に軸があると勘違いしてしまっている。だからこそ、謙虚になれば、自分の考え方はまだまだ甘ちゃんだ、もっと成長したいと思うようになるのです。
正しい実践は、よい結果を生む。至極当たり前のことである。正しい実践をするためには、正しい考え方を作らなければならない。だからこそ学ばなければならないと考えるのです。