2016年1月21日(木) 491/1000
<やるべき事、やりたい事>
皆さんおはようございます。
致知2016年2月号
「周囲の期待に応える生き方を貫け」より引用
メルセデス・ベンツ日本
社長兼CEO 上野金太郎氏
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自信の体験を踏まえて、よく若い社員に言っているのは、「自分の軸をしっかり持つ」ということである。決して難しく考える必要はないが、いま携わっている仕事に対して、どうしてこれをやっているんだろうと自分に問い掛け、目的を明確にする。きょう一日をどう過ごすか、自分なりのビジョンをもって組み立てていく。
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自分の軸とは、理念やビジョン、志というものでしょう。この軸は自分の腑に落ちるまで考え続けなければならないものです。人間は弱い、だからブレる。しかし自分に軸があれば、ブレた時に戻ることができる。軸がない人は自分がブレていることさえも気づかない。だから権力やお金をもったりすると道を外れ、誘惑に負けて不祥事を起こしたりするのである。経営者は自分の軸を不動のものにするために学び続け、実践していかなければならないと思うわけです。
それを実行するために一日をどのように過ごすかが鍵になります。これがなかなか手ごわいものです。年、月、週、日にやるべき事が明確になっていること。単なる予定ではなく、良くするため(改善)にやりたい事とでもいいましょうか。
やるべき事は、よくよく考えるとやりたくない事かもしれません。義務的な意味合いが強いものです。やりたい事は時間を忘れるほど夢中になる。だから上手くいく。そんな気がしています。
明日の行動を確認する場合に、どれだけの空き時間があるかを見て、行動計画を組み立てるようにしています。なかなか思うようには行きませんが、その積み重ねが大事であると思っています。