2016年1月17日(日) 487/1000
<あうん>
皆さんおはようございます。
神社の入口にいる狛犬(こまいぬ)、いろいろな個性がありますよね。私は神社や寺院によく行くので見かけます。その狛犬の右側は口が開いていて、左側は口が閉じているんです。仁王像や沖縄のシーサーも同じですよね。
口が開いている方を阿形(あぎょう)、閉じている方を吽形(うんぎょう)と言います。
阿(あ)は、口を開いて発音することから「吐く息」という意味です。吽(うん)は、口を閉じて発音することから「吸う息」という意味です。
この吐く息と、吸う息を合わせること、つまり二人の人が呼吸まで合わせるように共に行動しているさまを「阿吽(あうん)の呼吸」っていうんです。なるほどですよね。
この「阿吽の呼吸」でピタリとあった時は、とっても嬉しいものです。しかし阿吽の呼吸というのは、言わなくてもやるべきことがお互いに意志疎通ができることですから、理想論とも言えます。やはり、相手に理解してもらうためには伝えなければなりませんから、その伝える手段は文字と言葉の2種類しか方法はありません。その言葉の使い方に悩み失敗してしまいます。
例えば、「おはようございます!」と相手に伝えるよりは、「○○さん、おはようございます!」の方が相手と気持ちが通じやすいでしょう。正しい言葉の使い方、相手を思いやる言葉の使い方があります。ほんの一言を付け加えるだけで伝わり方の強さが変わってきます。
それは「相手の身になる」ことです。つまり相手が何を考えているのか、相手が何をして欲しいのか、相手の求めているものは何か、を自分から抜け出し、「相手の身になって」考えることが大切になってきます。