2016年1月16日(土) 486/1000
<思考を変える>
皆さんおはようございます。
「すりへった心を満たして最高の人間関係でいられる本』扶桑社より引用
井上裕之氏
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潜在意識には善と悪の区別はなく、とにかく感情をそのまま受け止めるというのが特徴。ですから大切なのは、潜在意識にポジティブな発想で働きかけること。とにかくネガティブな発想を手放すことから始めましょう。
ネガティブな発想があなたの運命を確実に悪い方向へと誘っていくというメッセージを伝えたものに、マザー・テレサの、「思考に気をつけなさい」という言葉があります。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから
性格に気をつけななさい、それはいつか運命になるから
これが人間の法則です。
逆説的に捉えれば、ポジィティブな発想を持ち、いい言霊の言動を心がけ、積極的に接していれば、それはやがて優しさや犠牲的精神、利他的精神となって心の中に定着する。愛に溢れた人は、豊かな人生を送ることができるということなのですから。
たとえあなたが、今は人間関係の暗闇の中にいたとしても大丈夫。未来を変えることはいくらでもできます。人間の法則、宇宙の法則ともいうべき潜在意識の法則を活用し、ストレスのない充実した人生を手に入れることは誰にでもできるのです。
人生は、「思った通りになる」、と言うと、「それでうまく行くなら苦労はいらぬ」、と鼻で笑う人がいる。しかし、どんな些細(ささい)なことでも、願ってすぐに実現することなどひとつもない。努力に努力を重ね、あきらめずに何年も、いや何十年もコツコツと続けることによって成就する。
「思考は現実化する」という、ナポレオン・ヒルの言葉がある。
それは、すなわち、思考は言葉に、言葉は行動に、行動は習慣に、習慣は性格に、性格は運命に、ということ。
思考の方向性は二つに一つしかない。
それは、「積極思考かマイナス思考か」、「現状打破か現状維持か」という二者択一。
中村天風師は、「蒔いた種のとおり花が咲く」という「善因善果、悪因悪果の法則」があるという。よい種をまけばきれいな花が咲き、悪い種をまけば悪の花が咲く。
どんなときも、明るい積極(せきぎょく)の心で生きていきたい。
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自分にとってよい事も悪い事も、全ての現象は自分の思考が出発点ということなのでしょう。ということは、思考を変えればよいということになる。これが簡単ではない。長年付き合ってきたネガティブな性格を変えることは難しい。しかし、訓練によってある程度は克服できるのではないかと考えるのです。
ある人にとても不愉快なことを言われたとする。
「なんて常識がない人だ。あんな人とは二度と会いたくない!」というネガティブな思考で言葉が出てしまうが、
「なんて哀れな人なんだろう。あのような振る舞いに気を付けていこう!」と考え、ネガティブな思考は、すぅ~と水のように流していく。というような思考の訓練をしていくことです。
ネガティブな言葉を発すれば、その言葉が自分の耳から脳に伝わり、潜在意識に刻まれていく。すると気づかないうちに心が蝕まれていってしまうのです。
ネガティブ思考をボジティブ思考に変える訓練をすることで、知らず知らずのうちに前向きな思考に変わってきます。
思考の習慣化によって性格も変わり運命までも変わることになるのです。
まさに言葉とは魂と言われる所以です。