2016年1月13日(水) 483/1000
<衆知を集める仕組み>
皆さんおはようございます。
致知2016年1月号
「一筋の道を歩み続けて」より引用 その1
「銀座久兵衛」二代目店主 今田洋輔氏
天ぷら「みかわ是山居」主人 早乙女哲哉氏 対談
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(今田)
私が円を描いて二つに割ったら、社員とお客様しかいないんです。けれどもそれは、どこにも売っていない。どこの店にもお客様はいくらでも欲しいし、訓練された社員も欲しいでしょう。でもそれは、自分が努力して獲得していくしかないんですね。
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良いお客様に恵まれ60年間、事業を継続することができました。仕事を頂きたくても簡単にお取引につながるものでもありません。だからこそ輸送品質、サービスを上げていかなければお客様の満足は得られない。仕事というのは、お客様の満足、喜びの大きさで売上という評価が決まると考えるのです。
そのためには、社員のレベルアップは欠かせません。中小企業には始めから頭がよくて、やる気があって積極果敢に仕事をするという優秀な人間は、滅多に来るものではありません。
ないものを悩んでも仕方がない、今もっているすべての人、物、お金を最大限に生かす工夫をすることが、この激動の社会を生き抜いていくことであると考えるのです。だから多くの人の意見を集めて、組織の力を上げていくことが求められます。
現在、当社では7委員会で10の組織が改善活動を実施しています。この活動する様子は、実に関心するものばかりで、月1回の発表会が楽しみです。まさに「衆知を集める」仕組みとはこういうことなのでしょう。
昨年5月よりスタートしたばかりですが、5年ほど経てば力強い委員会組織となり、なくてはならない存在になっていると信じてやみません。