2016年1月12日(火) 482/1000
<伝え続ける>
皆さんおはようございます。
致知2016年1月号
特集「一生一事一貫」より引用
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「致知」の灯した小さな火が一人の小学校教諭の心に燃え移り、さらに広がりつつある。その連鎖に、日本の未来に確かな光を見る思いがする。
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私に経営センス、能力がもともと備わっていると到底思えない。まして会社を創業する
なんて勇気もことさらない。それほど、ビビりで弱気だったのです。しかし、こんな私が父親の経営する会社を継承することになったことに意味があると考えなければ、単なるぼんくら息子と化してしまい申し訳が立たない。
私のビジョンは、働く人に「入出運送で働けて良かった!」と思ってもらうこと。随分と考えてきてここに辿り着いた。なぜなら、数多くある運送会社の中から、当社を選び、仕事という大切な時間を一緒に過ごしているからである。
一日のうちの多くの時間を仕事に使っているということは、残された人生という時間の多くを仕事に使うということになる。そうであるならば、社員が自分の会社が「いい会社」と言えないとすれば不幸であり、社長の責任は極めて重いということになる。
だからこそ、経営者は社員と価値観を合わせる努力をしなければ、ビジョンは達成できることはない。経営者は経営理念を深く理解し、社員との共有化に心血を注いでこそ、その燃える炎の熱が周囲の人に伝承し、誠の「いい会社」になっていくものと信じています。だから、経営者は伝えづつけていかなければならないと考えるのです。