2016年1月10日(日) 480/1000
<今を楽しく生きる>
皆さんおはようございます。
致知2016年1月号
「挑戦の先に落語の未来が広がる」 対談より
落語家 柳家花録氏
筑波大学名誉教授 村上和雄氏
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(村上)
ダライ・ラマ法王は大変苦労されたお方ですが、ある時「いつが一番幸せでしたか」という質問に対して、「いまだ」と答えているんです。
過去も未来もなくてあるのはいまだけだから、今を大切にすると。
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人間は過去の失敗を悔やみ、まだ見えぬ未来を心配して自分がここにいない。
過去というものは変えられないものである。当たり前のことだ。
人間は、過去に別の選択をしていたら、「こんな苦労はしていなかったのに!」と考えるが、そんなことはそもそもありえない。選択はもともと決まっているのである。その人のレベルにあった選択が用意され、自分のレベルにあった選択をしているのである。その時、その選択を悔やむ時、次の選択への準備が始まる。
我々は、今というこの瞬間に生きている。この瞬間は、選択の連続である。
「早く起きようか、もう少し寝ようか」
「あの会社に訪問しようか、それとも別の会社にしようか」
「あの人に謝ろうか、やめようか」
日々、この瞬間、限りなく無数に広がっていく選択の連続の中に生きている。それを考えると、今この瞬間に、自分の成長につながる選択をしていきたいものである。
自分にとって好き嫌いではなく、得手不得手でもなく、
常に「前へ、前へ」という選択をすることが、
「今、この瞬間を生きる」、それも、「楽しく生きる」ということになると思うのです。
さぁ、今日も元気にいこう!