2015年12月23日(水) 462/1000
<選択の連続>
皆さんおはようございます。
致知出版社発行
「女子の武士道」より引用 その16
石川真理子氏著
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人の上に立った際に、最も難しいのは決定を下すことではないでしょうか。どんな仕事も常にどちらかにするか、あるいはどのようにするかという判断の積み重ねです。まるで行き先にあらわれる辻々(つじつじ)のようです。
「どうしたものかわからないとき、どっちを選んだものか迷うときは、結局のところ何がいちばん大事なのか、これだけを失のうてはならいというものをたったひとつだけ考えるようにしましたよ。とにかく守るべきはお家です。そのためには身内に我慢を強いることもあるし、相手に対して鬼にようにならねばならぬこともある。
いずれにしても、おのれがきちんと決めることですよ。人に聞くのはあくまでも意見のみ、最後の判断はいつでも自らせねばなりませぬ。そうなればすべての責任はおのれにかかってくる。ひるがえってみれば、すべての責任を負う覚悟がなければ、一大決定などできようはずもない」
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どんな人でも日々、選択をしている。「今日は早く起きようか」、「今日は会社を休もうか」という具合である。その選択が自分を堕落させるような選択であってはならない。家族旅行などリフレッシュする気分転換は大事だけれども、ギャンブルのような無駄な時間は選択の誤りであり、人生を無駄に生きるとも言い換えることができる。過去、かなりの無駄な時間を使ってきたと反省しきりなのある。
社長ともなれば、会社の行く末を決める選択の連続であるので誤りがあってはならない。万が一、誤った選択をすれば社員が露頭に迷うこととなり、その責任は極めて重い。だからこそ、社長は自らの責任の重さを自覚し、日々、知識を高め、品格を磨き、人格形成に努めなければならないのである。社長は「覚悟」しなければならない。それを支えるのが自らの「志」であると考えています。