2015年12月21日(月) 460/1000
<原因は自分にあると考える>
皆さんおはようございます。
致知出版社発行
「女子の武士道」より引用 その14
石川真理子氏著
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「人を責めるのはたやすく、責めずにいるのは難しい。難しいのはおのれの心の弱さと向き合わなければならないからです。おのれの弱さと闘って、難しいほうを選び取るようになさい。闘う構えはいつでもおのれにするもの。相手にはいつでもやさしく和やかに接するものだと覚え込んでしまいなされ。そうすることは何よりおのれのためになるのですよ」
誰かのせいにしたり、世の中のせいにすることは、結局はものごとから逃げることになるのです。逃げてしまえばそこから学ぶことはできません。問題と向き合い、自分の行いのどこがいけなかったかを考え経験を生かすことは、確かに自分が役に立つにちがいありません。
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「あいつのせいでこうなった!」
「そこまで言わんでもいいじゃないか!」という怒りの感情になるときがある。
そんな時、「お前だって、・・・」と跳ね返すことをするならば、その場は修羅場となる。
その先にあるものは、決裂、いがみ合いとなり進歩はなく、お互いに落ちていくことになる。いわゆるこれが、国でたとえれば戦争の始まりである。
相手の話を素直に聞き入れ、跳ね返すのではなく「話す」ことが必要だと考えるのです。まずは原因の矢印を自分に向け、自分に誤りはなかったかという自責で捉えてこそ、よい解決策が見つかるというものです。それが、「謙虚さ」、「寛容さ」という度量の広い人間性が育っていき、自分という人間が役に立つステージが自ずと与えられると考えるのです。