2015年12月14日(月) 453/1000
<繁栄の基礎>
皆さんおはようございます。
致知出版社発行
「女子の武士道」より引用 その6
石川真理子氏著
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国家とは家の集合体です。健全な家、愛のある家庭が増えれば、おのずから国は繁栄し、社会は健全となることでしょう。それを思えば家を運営することは、自国をいかなる国にするかということにつながります
武士道では女性の力を内助の功として尊びました。ふだんは夫が力を発揮しやすいように背後で支え、夫の身に何かあれば妻が代わって前に立ち、雄々しく家を治めていく。妻となる女性には、勇気と賢さ、忍耐と強さが求められるのです。
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家の集合体が国家というのは言うまでもない。従って、家の繁栄は、国家の繁栄にほかならない。国の家と書いて国家と書くのもそういうことなのであろう。
家は、夫と妻が中心となって築かれていく。つまり夫婦愛和の関係が家庭円満で、子どもが立派に育っていくために欠かせないものである。家の要は妻。武士道が重んじられた時代においても女性は、「世の中を良くするのも悪くするのも女次第だ」といわれるほど、実権は女性が握っていたと著者の石川真理子さんがおっしゃっていた。
内助の功があってこそ、夫が外で活躍できるというものである。妻あっての夫であり、また夫あっての妻である。夫婦は一対であるという所以である。だからお互いに支え合ってこそ、一対となり家の繁栄となっていくのは誰にでも理解できる。我が家もそうである。女房が支えてくれるからこそ、安心して働くことができる。心から感謝なのである。
その女房が過日、胆石の手術で入院となった。たかが胆石と思うが、いざ身内となると心配が絶えない。3時間の手術が終わり、麻酔が覚めた女房の苦しそうな顔を見ると変わってあげたくなる気持ちになる。入院している間、家のことを切り盛りするのは、次男と二人。女房の有難さを心底実感する。やはり女房は家の要である。家を整えることこそが繁栄の基礎であると改めて感じています。