2015年12月11(金) 450/1000
<大丈夫と信じること>
皆さんおはようございます。
致知出版社発行
「女子の武士道」 その3
石川真理子氏著
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仏教は武士道に運命を穏やかに受け入れ、運命に静かに従う心をあたえた。(『武士道』PHP文庫)
私たちは時に運命を恨んだり、自分に対して劣等感を抱くものです。悪いことが生じれば「なぜ自分がこのような目に遭わなければならないのか」と思うこともあります。けれど、持って生まれた運命も、自分に対する劣等感も、災難も、受け入れなければ対処することはできません。
かつて祖母から言われたことがありました。
「運命を受け入れずにいるのは門前で右往左往しているようなもの。中へ入らねば、どう歩いたらよいかも学べないものだよ」
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不運を嘆いたところで何も変わることはない。自分を更に辛い思いに落としていくことになる。それは、重々わかっているが、意識はマイナスに傾いていく。不運だ、不幸だ、ツイてないと思えば思うほど、言霊の如く坂道を転げ落ちてゆく。
そんな時は、希望を持つことだ。「大丈夫!、大丈夫!、大丈夫!」と三回唱えて、正座や坐禅をして心を落ち着させることです。そして、避けることのできない全ての出来事を受け入れる。なにより自分という人間は尊いものであることを自覚することであると思うのです。
自分はひとりじゃない、多くの人に支えられ、助けられてここまできたということを振り返れば、「大丈夫、必ず上手くいく!」と信じることができる。そして思いきって前に進んでいくのです。それが、自分という人間を取り戻し行くための一つの方法と思うのです。