2015年12月7日(月) 446/1000
<日に新たに>
皆さんおはようございます。
秋の勉強会と題して、京都の松下資料館の川越顧問の講和を聞くために社員13名、浜松西倫理法人会の倫友4名、友人5名、総勢22名の一泊二日の勉強会を行った。今年で4回目となった。
今年も無事に会社が存続してこれたこと、こうしてふたたび松下資料館に来れたこと、いや、帰ってこれたことは心から最上の喜びと叫びたいのです。
一時は経営不振に陥り闇の中をさまよい続けていましたが、4回目となる秋の勉強会を通じて、社員と力を合わせる「和の力」を高めることが再建のために欠かせないことであると信じてきたことが報われたと思ったのです。
社長と社員の考えを合わせることは容易なことではないとわかっています。しかしその努力を続けながら、まず社長の身近にいる社員と「意識」を合わせることができれば、きっと、彼らが念いを受け継ぎ、行動を起こしてくれると信じてやまないのです。信頼とはお互いを信じて頼りにすることであり信じ合えることだと思うのです。まるで親子のごとく絶対に裏切ることはない信頼さえあれば、これほど心強いものはありません。
「何をすれば自分という人間が役に立つのか、それを考えて実践するのが仕事である。」というのが根本にあり、人に役に立っている喜びはかけがえのないものであると伝えていきたいのです。
秋の勉強会をはじめ、和の力を高めるために数々の企画をやってきました。今振り返れば、よい人間関係を築きたい、いい会社にしたいという強い思いであるからに他なりませんが、もしかすると寂しさや恐怖の裏返しのように思えています。孤独であったころに戻りたくない、経営危機の恐怖を二度と味わいたくないというトラウマが、行動力へと突き動かしているようにも思えています。
川越顧問は、長年、松下幸之助氏とご一緒に仕事をされ松下幸之助氏の生き方を語られる方。お話を聞くたびに一年を振り返ることになります。私にとって、この日は1ケ月早い平成28年の始まりであると考えています。「日に新たに」、気持ちを新たに今年一年を生き抜いていきたい、また来年、松下資料館に帰ってきたいと誓っています。