2015年12月6日(日) 445/1000
<人生二度なし>
皆さんおはようございます。
致知出版社
致知2015年12月号
禅語に学ぶ
「日日是れ好日(にちにちこれこうにち)」 その1
鎌倉円覚寺管長 横田南嶺氏
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どの日もどの日も、よい日であるといっても、よい日とは決して自分にとって都合のよい日という意味ではない。もう二度と来ることはない、かけがえのない一日である。
森信三先生は、「人生二度なし」の一言を主唱せられ、「これの世の再びなしといふことを命に透(とお)り知る人すくな」と詠われた。今日という一日もまた再び無いものである。誰もが理論としては分かっているであろうが、「命に透り」に知っている人は稀(まれ)であろう。
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毎日、毎日、このように自分の心に響いたものを書きとめては、自分なりの感想を書いているが、そのたびに、己の生意気さ、口ほどにもない行動に水をかけたくなるのです。
それでも書き続けているのは、よい本を読んで少しでも自分を磨いきたいと思うのです。毎日、発信することを宣言しないと、「もう、やめよう!」という弱虫な自分が直ぐに顔を出してしまうからなのです。
横田氏がおっしゃるとおり、自分の都合のよい日ばかりでない。都合の悪いことが起きると心に波が立つ。なんとも情けない自分がいるのである。この世とは精神修行の場であると聞きますが、そんな思いになります。
「人生二度なし」、後戻りはできないのであるから、この世を去る時に悔いのないような生き方をしていきたいです。