2015年11月26日(木) 435/1000
<自分を律する>
皆さんおはようございます。
発行:致知出版社
致知12月号より引用
「其の身が正しければ令せずして行われ」より抜粋
牛尾電機会長 牛尾治朗氏
********************************************************************************************
『論語』に次の言葉があります。
「其の身正しければ令せずして行われ、其の身正しからざれば令すと雖(いえど)も従わず」
上にある者が正しければ、命令しなくともよく行われ、正しくなければ、どんなに厳しい命令を下しても、民はついてくるものではない。
*******************************************************************************************
部下が経営者に苦言を呈するのはなかなか難しい。だから経営者が間違った判断をすれば、間違った結果となるから経営者の責任は実に重いのである。
正しいこと、正しくないことの判断は、誰にでも正しいこと、正しくないことが判断できることである。言い換えれば、常識で道徳的なことである。もう一つは、経営者自ら正しいと決断することである。
例えば、環境の変化に対応するための経営判断はこれにあたるでしょう。
多くの社員が反対したとしても最高責任者としての経営判断は正しく決断しなければならない。それが後に結果として評価されることになる。
経営者の誤った判断で、もし失敗すれば不幸になるのは働く人である。だから、経営者は自らを戒め、人間力を高め、未来を予測し自らの判断に過ちのないように日々努力を怠らないことである。それには常に自分を律する心が必要であると考えています。