2015年11月25日(水) 434/1000
<君が代>
皆さんおはようございます。
致知出版社 発行
「日本人の心の教育」より引用 その4
著者:堺野勝悟氏
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「君が代」のうたが生まれたのは、いまから、およそ八百年も前の鎌倉時代だったのです。1228年に書き写された、『和漢朗詠集(わかんろうえいしゅう)』という歌集に出ています。
君が代は
千代に八千代に
さざれ石の
いはほとなりて
こけのむすまで
冒頭にある「君が代」の「君」とは、あなたとかキミという意味です。
「代」とは、寿命とか、生命とか”いのち”という意味ですから、「君が代」という言葉の意味は、あなたのいのち、あなたの寿命となりますね。
「千代に八千代に」とは、いつまでも、いつまでも長く続きますように・・・・・・です。
さざれ石の
いはほとなりて
こけのむすまで
これは、いつまでも長く続くということの譬(たとえ)です。細かい小さな石が、長い年月の風化によって、大きな岩のようなかたまりになって、その岩にいっぱいこけが生えるようになるまで、どうぞ、それくらい、いつまでも、元気に長生きしてください・・・・・・と。
「君が代」の「君」は天皇さまをお迎えしたときには、「天皇」の意味、国民同士が歌うときには、すぐそばにいる「あなた」という二つの意味があるということを、よくわきまえておいてくださいね。
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「君が代」は幼い頃から歌ってきましたが、これほどの深く思いやりの意味があるとは、今日まで知りませんでした。
「君が代」斉唱で起立しない教員が社会問題となっている。「君が代」を起立して歌うのは当然の儀礼の話と思うが、そうでない人もいる。少なくとも、入学式や卒業式という子供たちの晴れの舞台である国旗掲揚、国歌斉唱は厳粛に行ってほしいものである。それが日本国民であり、子供達への教育にもなると思うのです。
次に「君が代」を歌う時は、歌い方も感慨深いことと思います。
いつまでも、いつまでも元気に長生きしてくださいと思いを込めた君が代。
その思いどおりの国になって欲しいと思います。