2015年11月15日(日) 424/1000
<全ては自分が創っている>
皆さんおはようございます。
致知11月号
「後から来る者たちへのメッセージ」 その9
日本を美しくする会相談役 鍵山秀三郎氏
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鎌倉の円覚寺の初代管長をお努めになった今北洪川(いまきたこうせん)ご老師の『禅海一瀾』という本に「百萬経典(ひゃくまんきょうてん) 日下之燈(にっかのとう)」という言葉があります。
百万本のお経を読むほど膨大な知識を頭に詰め込んでも、実践しなければ、太陽の下のロウソクの灯と同じで全く役に立たないということです。
私はこの言葉にいたく感銘を受けまして、身につけた知識を少しでも実践に移すように努めております。それは何も大それたことをする必要はありません。毎日身の回りの掃除をきちんとする。
その日出会った方やご縁のある方に毎日欠かさずハガキを書く。そうした目の前の小さな実践をコツコツと積み重ねていくことです。
こうした日常の本当に些細な、他人から見たらどうでもいいようなことであっても、それをコツコツと積み上げていく。これが皆様方の人生を変えていくのです。
一日一日をどういう心構えで過ごしてたか、皆さん方の人生は、その積み重ねのとおりに創り上げられていくことを自覚する。そうした深い慮りを持って、ぜひとも素晴らしい人生を切り開いていただきたいと願っております。
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小さな実践を継続する。今まで、たくさんことを始めては終わってきた。やはり、継続は難しい。いや、難しいのではない「やる気」、「信念」がないという方が正しいのだろう。
鍵山さんがおっしゃる、ハガキを毎日欠かさず書く。掃除をキチンとする。実に誰にでも簡単にできそうであるが、継続となるとそうではない。
どんなことでも継続という実践は強い心をつくり、真の継続の意味に気づいていくのではないだろうか。
その意味に気づいた時、新たな人生観、世界観が築かれ、鍵山さんのおっしゃる人生が好転していくと考えるのです。
「人生は、その積み重ねのとおりに創り上げられていく!」
このお言葉が心に刺さりました。なにか強いメッセージを感じます。
よい事も悪い事も、全ては自分が創ってきたことである。だから、未来は、今自分のやっている行いが
具現化するにすぎないのである。だからこそ、諦めずに日々の実践を積み上げ、「生きていてよかった!」と自信をもって言える人生を切り開いていきたいと思うのです。