2015年11月8日(日) 417/1000
<幸福の入口>
皆さんおはようございます。
致知11月号
「後から来る者たちへのメッセージ」 その2
日本を美しくする会相談役 鍵山秀三郎氏
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自分の能力を遥かに超えることを要求されるような環境に身を置いたおかげで、私は大きな成長を遂げることが出来たのです。
自分の成長を求めるなら、楽な道を選んではダメです。より困難で厳しい道を自ら選ぶことが大事です。
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自分から進んであえて困難な道を選ぶことは、なかなか出来ることではない。
困難とは、目に見えるものではないが、十分に感じることができる。しかし、困難はどのようにつくられるのだろうかと考えると二つあるように思うのです。
一つは、新しいことにチャレンジすると必ず困難という壁が立ちはだかる。目標が高いほど壁の高さは天までそびえ立つ。反対に目標が低ければ、軽くひとまたぎである。この壁の高さが困難を乗り越えるレベルであり、成長レベルといっていいでしょう。その高さは、自分にはよく見える。よく見えるから到底乗り越えれそうもないと尻込みしてしまうのである。
しかし、それを超えた時の成果をイメージすることが大事だと思うのです。
「誰が喜ぶのか!」ということです。多くの人が喜ぶことができれば、力がみなぎってくる。
もう一つは、外部から勝手にやってくるやつです。最近では、バブル崩壊、リーマンショック、震災というものです。あるいは、労使紛争、規制緩和などがあります。
これは、自分で追っ払うわけにはいかないので受けて立つしかありません。だから考えるのです。
自分の成長のために、力強い会社になるためにの天からのメッセージであり、天が応援してくれているんだと。そう考えると、これまた力がみなぎってくる。
かっこいいことをいっているが、困難はできれば避けて通りたいというのが本心です。
しかし、成長のためには欠かせないものと考えると、困難は「幸福の入口」と考えることもできるのではないだろうか。